【2019年】冬至のスピリチュアル的な意味は?陰の静寂と陽の芽吹きを感じ、新しい一歩を踏みだす

1年の中で最も昼の時間が短く、夜が長い冬至。
陰が極大化し陽が芽生える日でもあり、古代から「1年のはじまり」「陽が産声をあげるおめでたい日」としてお祝いされてきました。

冬至には「何事もよい方向に転じていく」「これまでの苦労は報われる」という意味合いもあります。
くすぶっていたものを手放して新たな一歩を踏み出せるよう、ゆったり自分と向き合う時間をとりましょう。

 

2019年(令和元年)の冬至はいつ?

2019年の冬至は、12月22日。
今年はちょうど日曜日にあたりますね。お休みの方も多いのではないでしょうか。

冬至は、太陽のパワーが最も遠のく日。
時間ごとに「今どこにいるのかな?」と太陽の動きを追ってみるのもいいですね。

 

 

冬至とは?

冬至とは、二十四節気(1年を24に区切った季節をあらわす言葉)のひとつ。
1年の中で最も夜が長く、昼が短い日のことです。
(※対する夏至(例年6月21日頃)は、最も昼が長く、夜が短い日のことです。)

南中高度も高くなり、冬至の日には太陽の力が弱まるとされています。

 

冬至は”陰が最高潮に達する日”
そして、陰と陽が反転する分岐点でもあります。

夏至(例年6月21日頃)~冬至(例年12月22日頃)にかけて、少しずつ陰がのびていき冬至にピークをむかえます。
そして冬至を境に陰陽が反転し、冬至~夏至にかけて今度は少しずつ陽がのびていきます。

冬至を過ぎても寒さは厳しくなる一方なので、陽の力は感じにくいかもしれませんが、日の出から日没までの時間(昼の時間)は冬至を境に少しずつ長くなっていきます。

冬至~夏至:陽が強まっていく。
夏至:陽がピークをむかえる。
夏至~冬至:陰が強まっていく。
冬至:陰がピークをむかえる。

 


 

冬至のスピリチュアル的意味とは?

冬至は太陽の力が衰え、”万物が一時的に消滅する日”ともいわれています。
「陰が極まり、陽に転じる」ことから、古代では冬至を1年のはじまりとして先祖をまつる習慣がありました。

 

一陽来復(いちようらいふく)

冬至のことを別名『一陽来復(いちようらいふく)』ともいいます。

『一陽来復(いちようらいふく)』とは?

中国の「易経」に出てくる言葉で、”陰極まれば陽に転ずる”という意味。

 

「陽が一つ現れる日」=「一陽(いちよう)」
「太陽の力が回復してくる日」=「来復(らいふく)」

つまり陰が最高潮を迎えたときに、一転して新しい陽の気が芽生えるということ。

 

 

新しい陽が生じることは、再び春がめぐってくることを示します。
人生でいえば不遇のときが過ぎ、徐々に明るさを取り戻していく状態をあらわします。

 

冬至の過ごし方

エネルギーの転換期である冬至。
どのような過ごし方をすればいいのでしょうか?

陰のエネルギーで心にも静寂を

冬至は、万物が自然に身をゆだねる日です。
人間をふくむ自然界のすべてが無になり、静寂に包まれるそうです。

花も木も鳥も小さな虫たちも・・・静かに眠りにつきます。

冬至の日には、日常の忙しさや私利私欲を忘れて”無”にひたってみませんか。

 

自分の本当の望みを知る

「あれもこれも・・・。」と知らず知らずのうちに、たくさんの抱え込んでしまっていませんか。
恐れ、意地、執着・・・色んなものが絡みあって、”自分の素直な気持ち”がかすんでしまってはいないでしょうか。

 

冬至の日には万物が衰え、陰が世界をおおいつくすといわれています。
「必死になって握りしめている何かも、大いなる力の前には意味をなさなくなる。」
そう思って、ゆっくり手放してみましょう。

心穏やかにこの日を迎えることができれば、ふっと気がつくこともあるはずです。

陰の世界からうまれる、一筋の陽。
あなたにとっては何でしょうか。

自分の心にある”本当の望み”をつかむために、じっくり向き合いたいですね。

 

よい方向に切り替える

「一陽来復(いちようらいふく)」の解釈には、次のようなものがあります。

・これ以上悪くなることはない。何事もよい方向に転じていく。
・これまでの苦労は報われる。
・新しい世界の幕開け。

なんだか縁起がよくて、希望がもてそう!ですよね。

もし冬至を迎えるまでに苦しい状況が続いているのだとしたら、切り替えるチャンスです。
冬至のエネルギーを味方にして上手にのりましょう。

ポイントは「ここで終わり」なのだということを意識すること。
引きずったり逃げたりせずに、自分でしっかり向き合う勇気を持ちましょう。

冬至は、新しい一歩を踏み出すのにぴったりな日です。

 

風習を大切にする

古代から伝わってきた風習を大切にしましょう。
風習には願掛けや語呂合わせの意味もありますが、今日に至るまでたくさんの人々が幸福への祈りを込めておこなってきたことです。

今よりも”生きること”がずっと過酷だった時代。
自分や家族、大切な仲間が健やかに暮らすことは、何よりも切実な願いだったはずです。

現代社会にうまれた私たちにはピンとこないことも多いですが、
暦の節目には昔の人々の願いに思いをはせ、今の豊かな生活に感謝したいですね。

 

冬至にはかぼちゃや小豆おかゆを食べる、柚子湯に入るなどの風習があります。
かぼちゃの鮮やかな黄色は太陽を連想することができる、冬至にふさわしい食材です。

小豆のおかゆも冬至の朝の伝統食。
小豆の赤い色には、邪気を避ける効果があるといわれています。
中国や台湾でも、冬至に小豆餡の入った団子を食べる風習があるそうですよ。

ゆずの黄色くて丸い姿は、太陽の象徴です。
太陽のパワーを入浴でとりこみ、一陽来復の勢いを強めることイメージしましょう。

ちなみに、日本では”柚子”を”融通(ゆうずう)”とかけて『融通をきかせて世を渡る』という意味があります。

あなたは普段、融通をきかせることができていますか?
いい機会なので、ちょっとふり返ってみましょう。

 

それにしても・・・柚子湯っていいですよね。
さわやかな柑橘系の香りが胸いっぱいに広がります。
このまあるくて黄色い柚子は小さな太陽なんだなと思って、ゆっくりつかりましょう。
心身の疲れをとって、新しい世界の幕開けを感じられるといいですね。