新・令和天皇(徳仁天皇)即位の晩餐会が2019年の10月23日に、安倍首相夫妻の主催の『晩餐会』がとりおこなわれます。
また、10月22日、25日、29日、31日に『饗宴の儀』が4回にわたってもよおされます。
この記事では、晩餐会でのおもてなしテーマやメニューや記念品、参列者など「新令和天皇即位・晩餐会の詳細」についてお伝えします。
”晩餐会”といえば何をイメージしますか?きれいなドレス、豪華なお食事、ダンス、そして王子様との恋(??)
おとぎ話の影響から「晩餐会=ヨーロッパのダンスパーティー」がイメージされて、なんとなくときめく言葉ですね!
高貴な方々の社交の場である晩餐会ですが、まじめな話となると詳細については実はよく知らなかったりして・・・
今回の令和天皇即位の晩餐会では、海外の来賓者へのおもてなしとして日本の伝統芸能「歌舞伎」「能」が演出される予定です。
もくじ
【新・令和(徳仁)天皇、即位晩餐会の詳細】
新(令和)天皇、即位晩餐会はいつ?日時と会場
新令和天皇の即位を宣言する晩餐会の日時と会場は次のとおりです。
日時:10月23日
会場:ホテルニューオータニ(東京・紀尾井町)
主催者:安倍首相夫妻
総合アドバイザー:野村萬斉
即位晩餐会の総合アドバイザーは野村萬斉(狂言師、演出家)
「歌舞伎」「能」が晩餐会のメインイベント
10月に行われる即位晩餐会には「総合アドバイザー」というポジションに、狂言師で演出家の野村萬斉さんが就任しています。
晩餐会では日本の伝統芸能である「歌舞伎」や「能」が披露される予定で、野村萬斉さんは、演者・演目・演出などについて総合的にプロデュース、助言する役割をつとめます。
野村萬斉さんといえば「公文」のCM出演がまっさきに思い浮かびました~。
俳優、狂言師としての活躍が目立ちますが、演出のプロでもあったんですね。
実は、2020年の東京五輪・パラリンピック開会式と閉会式の演出を統括する『チーフ・エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター』も野村萬斉さんが就任しています。
日本の伝統芸能といえば、野村萬斉さんなのでしょうね。重大イベントが多くておおいそがし!ですね。
ところで晩餐会といえば、ダンスパーティーというイメージで(←私だけ?)歌舞伎や能が披露されるとは!意外でした。
外国からの来賓者をおもてなしして、日本文化を伝えることも目的のひとつのようです。
「参列者に楽しんでもらう」ために日本独自のお・も・て・な・しをしていくんですね。
いずれにせよ、晩餐会の「総合アドバイザー」に狂言師である野村萬斉さんが任命されたくらいですから、「歌舞伎」「能」のお披露目が晩餐会のメインイベントとなりそうですね!
【令和天皇即位】晩餐会のメインテーマは「親から子への引き継ぎ」
令和天皇即位晩餐会のメインテーマは次のとおりです。
・天皇の代替わり「親から子への引き継ぎ」
・日本の伝統芸能を外国の人にもわかりやすく伝える
今回は平成天皇がご生前に譲位されるということで、親から子への”天皇の位の引き継ぎ”にスポットをあてているようです。
これは、野村萬斉さんのアイディアらしいですよ!
今回はこれまでの天皇ご崩御にともなう儀式とはちがって「新天皇の即位を前天皇が見守ることができる」という点は大きなポイントですよね。
親から子への引き継ぎ、たくされた思いを、演目で表現されるようです。
新元号「令和」発表のときもそうでしたが、明るいニュースとして日本中で注目されていて、お祭りモードな雰囲気がたのしいですね。
ちなみに、平成天皇即位の晩餐会(1990年)にも歌舞伎と能が披露されたそうですが「海外からの来賓者にはわかりにくかった」という反省点があるようです。
たしかに、私はいちおう日本人ですが、歌舞伎も能も見たことがありません・・・。
とっつきにくくわかりにくいという印象があるので、外国の人からしたらもっと「きょとん」な世界観なのかもしれませんね。
今回は「わかりやすく!」がモットーみたいなので、私たち日本人にとっても自国の伝統芸能に慣れ親しむチャンスかもしれませんね。
【最新】新天皇即位晩餐会の食事。メニューは和洋折衷?シェフは誰?
新天皇即位晩餐会のお食事はどんな内容なのでしょうか。
ぜったい食べられないですけど気になりますね。
宴会へ出かけた旦那さんに「なに食べたの?」と聞いちゃう奥様の気持ちそのものです。笑
令和天皇即位の最新情報はまだわかりませんが、『饗宴の儀(10月22日開催)』や『大正天皇即位のときのメニュー』を参照しつつイメージをふくらませてみましょう!
饗宴の儀のメニュー
10月22日に開催された『饗宴の儀』のメニュー概要は次のとおりです。
- 和食
- お箸に慣れていない来賓者のために、ナイフ&フォークも用意。
- メニューは、カスゴダイの姿焼き、アワビの塩蒸し、伊勢海老や松茸入りのお吸い物、牛肉のアスパラガス巻きなど。
- 菜食主義に配慮したメニューもあった。
細やかな心遣いに、日本人らしい”おもてなし”の心を感じますね。
大正天皇即位のメニュー
続きまして、大正天皇即位時の晩餐会メニューをご紹介します。
こちらは「天皇の料理番」という、宮中料理人の物語が話題になり、けっこう詳しい情報がありました。
シェフは宮中料理長だった秋山徳蔵氏。
もともとは和食専門でしたが、大正天皇即位式の晩餐会までの1年間でに西洋料理の基礎をたたきこんだそうです。
欧州からの来賓客の口にあうように西洋料理のコースでしたが、その中でも日本らしさをポイントにしたメニューでもあります。
【大正天皇即位、晩餐会メニュー】は次のとおりです。
・北海道ザリガニのポタージュ
・鳥の袋蒸し羊肉とシャンピニオンを詰めた鶏、トリュフ添え
・オレンジとワインのシャーベット
・七面鳥のあぶり焼き、ウズラの付け合せ
・セロリの煮込み
・富士山のアイス
当時の欧州では「料理は外交」といわれ、一流国家として認められるためには晩餐会での食事はとても重要な要素だったようです。
(さぞかし、秋山料理長のプレッシャーは大きいものだったでしょうね・・・。)
料理と政治って関係あるの?と正直思ってしまいましたが、大正天皇即位の晩餐会は大成功をおさめ、5年後には日本は国連の常任理事国にくわわることができます。
結婚式でもやっぱり「料理」を楽しみにしている参列者は多いようですし、主催者のおもてなしの心がいちばん伝わってくるものですよね。
富士山のアイスってどんなんだったんだろう~~!
令和天皇即位の引き出物【ボンボニエール】に注目!歴代ボンボニエールのデザインやメーカーは?
皇室での慶事の引き出物として来賓者に贈呈されるのが【ボンボニエール】。
ボンボニエールとは
ボンボニエールとはなんぞや?ですが、簡単に説明すると「金平糖いれ」です。
金平糖のような砂糖菓子を入れる小さな箱のことですね。
素材はさまざまで陶磁器、銀、漆工などでつくられており、そのときどきによってデザインはことなります。
過去には皇室のお印があしらわれたものや、牛舎、つづり、犬張子など日本独自のユニークなデザインのものもありました。
もはや、金平糖どこに入れるの?みたいなものもありますが、貴重な記念品ですからそもそも日常的に金平糖を入れて使う人はいないのでしょうね。笑
(出典:宮内庁HP)
(出典:宮内庁HP)
絢子さん晩餐会 引き出物にボンボニエール 10/31 5:44更新 https://t.co/ZvsZ0AAXeS pic.twitter.com/hIEaoe9ngU
— センシティブな内容じゃないのに勝手に制限された!! (@beatuk25391) October 30, 2018
絢子さまの御印である「葛の花」、お相手の守屋家の「家紋」があしらわれています。
こちらのボンボニエールは「深川製磁」製作のものであることがわかりました。
【深川製磁 あえて隠した御用達】https://t.co/hgPbGDb69X
深川製磁は、新天皇即位の儀式で使われる食器を納めている事実を初めて公表。昨秋、高円宮家の三女絢子さまの引き出物が別の窯元製との誤報が拡散、職人の誉れを傷つけたくないとした。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) January 9, 2019
令和天皇即位の【ボンボニエール】。
どのようなデザインのものなのか、楽しみですね!!