4月23日(火)に放送されるドラマ【パーフェクトワールド第2話】のあらすじと感想です。
※内容にネタバレをふくんでいますのでお気をつけください。
第1話の最後に突然現れた美女は、樹の元担当看護士でヘルパーの長沢葵(中村ゆり)でした。
ヘルパーなのに、いきなり抱きついたのか・・・wと思いましたが、
樹と葵は、ただの『利用者とヘルパー』にはとどまらない関係性なのでした。
樹が事故のあとに半身不随という障害をおい、絶望の底で苦しんでいた頃から、葵は樹ずっとに寄り添い支え続け、深い絆で結ばれていたのです。
もくじ
【パーフェクトワールド第1話】前回までのあらすじ
つぐみ(山本美月)は高校時代の憧れの人、鮎川樹(松坂桃李)に偶然再会する。
ところが、樹は大学時代の事故が原因で障害をおい、車いす生活を送っていた。
苦悩を乗り越え、明るくひたむきに生きる樹の姿に、つぐみは心ひかれていく。
ある日、樹が仕事の山場(※1)で体調をくずし入院するも、つぐみが献身的に支えて無事に成功をおさめる。
(※1樹の職業は建築士で、あるコンペに応募するため準備してきた。)
樹の病室で、コンペの成功を祝して二人で乾杯しようとしていたそのとき、長沢葵(中村ゆり)が現れます。
謎の美女の正体は樹のヘルパー!恋のライバル、長沢葵(中村ゆり)登場
つぐみと樹がコンペの成功を祝って乾杯しようとしていたそのとき、突然長沢葵(中村ゆり)が現れます。
「ごめんね、樹!」「私がそばにいなかったからこんなことになってしまった・・・。」
といいながら、いきなり樹に抱きつく葵。
つぐみは2人の親密な様子を目の当たりにし、戸惑いを隠せません。
(そりゃそーですよ。「何?誰?この人?状態ですよね。」)
対する樹はのんきなもので、「どーだった?シンガポール。」と葵にたずねます。
どうやら葵はシンガポールへ旅行か研修に出かけ、少しの期間留守にいたようですね。
葵は樹の元担当看護師でしたが、現在は樹の生活を支えるために専任のヘルパーの仕事をしています。
(樹のために転職したのね・・・。樹に対する並々ならぬ思いを感じます。
こりゃ、ライバル強力だぞ。つぐみ、大丈夫か?)
葵からは
「私はあなた(樹)が心配なの」
「あの子(つぐみ)とつきあうの?」
なぁーんてセリフも飛び出します。
【パーフェクトワールド】第2話あらすじ(※ネタバレ注意)すれちがう思い
樹と車椅子バスケの出会い
1話観ていただき、ありがとうございました。 #今日の樹の目線 #パーフェクトワールド pic.twitter.com/U3gfFQiitI
— 松坂桃李 (@MToriofficial) April 17, 2019
川奈つぐみ(山本美月)は渡辺晴人(松村北斗)に頼まれ、鮎川樹(松坂桃李)を車椅子バスケの会場へ誘いだす。
このときにつぐみが着ている「デニムワンピ×ボレロカーデ」がさわやかでかわいいんだな!
事故で車椅子生活になってから「バスケも恋愛もしない。」と心に誓っていた樹でしたが、車椅子バスケの試合を見ていると自然と笑顔になる。
(やっぱりバスケが好きなんだね!笑顔がまぶしい!)
お互いの家族の思いと是枝洋貴(瀬戸康史)の焦り
「わが子に幸せになってほしい。」
親は当然そう思うもの。
樹の母は「たとえ誰かに犠牲をしいることになったとしても幸せになってほしい。」と願っています。
一方、つぐみの父は洋貴(瀬戸康史)※2とつぐみの将来に期待している様子。
上京するなり洋貴に「つぐみのことは頼んだぞ!と言っただろ。」とせまります。
(※2是枝洋貴(瀬戸康史)は、つぐみの幼馴染。
つぐみにずっと片思いしているが、告白のチャンスを逃し続けている。)
つぐみは樹に出会ってから、夢だったインテリアデザイナーの勉強をはじめます。
「彼といっしょにいるとがんばらなきゃって思うの。」
つぐみは是枝にむじゃきに語ります。
つぐみの中で樹の存在が大きくなっていくことに、是枝は焦りを感じはじめます。
(あーどうしよう、こっちはこっちで切ないよ。どっちを応援したらいいの・・・。)
樹の葛藤「俺はお前を守ってやれない。」
車椅子バスケへ出かけたあと、サークルの飲み会に参加するふたり。
そこでメンバー同士のけんかが発生!
けんかを止めに入ったつぐみは巻き込まれてしまう。
つぐみが危ない!助けたい!と思うのに動けない樹。
「川奈!はなれてろって!」樹は必死になってさけびます。
大事にはいたらなかったものの、樹は「大切な人をまもってやれない」もどかしさを感じるのです。
(樹もつぐみに思いをよせはじめているんですね。)
川奈つぐみと鮎川樹!2人の関係に進展が!?
つぐみの気持ちを感じとった樹。
ですが「もう恋愛はしない」という決意はかたいものでした。
つぐみへの思いはよせながらも「俺のことを思ってくれてるんだとしたら、気持ちにはこたえられない。」とはっきり伝えます。
樹もつぐみのことが好きなのに・・・。
ですが、
好きだからこそ、こたえられない。
好きだからこそ、身をひきたい。
「俺といてもお前は幸せになれないから。」
つぐみを慕う気持ちと、つぐみを幸せにできないという気持ち。
樹の苦しい心の葛藤が、ひしひしとつたわってくるセリフですね。
【ドラマパーフェクトワールド第2話】ベスト・オブ・名セリフ賞!はキム兄(ナベさん)
パーフェクトワールドにはまりすぎて、ついに名セリフ賞を勝手に決めはじめました。w
今回はナベさん(木村祐一:樹の上司)のこのひと言。
「健常者だけが犠牲になるって言うのは思い込みなんじゃないかな。」
樹は障害者である現実が、いかに厳しいものであるかを日々感じて生きています。
愛だの恋だの、もう言ってられないみたいな・・・。
そして、自分の人生に、大切な人を巻き込んで犠牲にしてしまうことを恐れていました。
だからこそ「恋愛はもうしない。」と心に決めていたのです。
※詳しくは、第1話のあらすじをどうぞ!
たしかに彼が障害者だから「助けてあげたい」「支えてあげたい」という思いが、偽善の気持ちなのだとしたら、厳しい現実が待ちうけているかもしれません。
でも、、、
つぐみはそうなのでしょうか?
障害者=幸せになれない、家族に負担をかける
だけではないのではないでしょうか。
パーフェクトワールドの原作モデルの方はのインタビュー記事を読んでいると、ますますそう思うのです。
【ドラマ・パーフェクトワールド】第2話の感想
切ないっす。
またこの主題歌、なに・・・。
切なくて胸がいたいです。
パーフェクトワールドは原作者の有賀リエさんが「車椅子生活者のリアルな姿」を意識して描いた物語です。
ただのやすっぽい同情をかうような内容ではない。
リアルな物語だから、心に響くのでしょうね。。。
障害があってもなくても、大切な人を思う気持ちにはかわらない。
と思うけど、
「好きなら乗り越えられる!」というものでもないことはすごく伝わってきます。
パーフェクトワールドを見ていると
「自分がもし、つぐみの立場だったら?」
「樹の立場だったら?」
「つぐみや樹の家族の立場だったら?」
と、考えずにはいられません。
パーフェクトワールドの意味は、「大切な人がそばにいてくれたら、それだけで世界は幸せだ。」です。
2人のたどりつく答えが、このタイトルどおりになってほしいな。
その過程を見守るような気持ちでドラマを見ています!