おせち意味&由来を子供向けに解説!【簡単なるほどガイド】

お正月のおせち料理の一つひとつの意味や由来、子供さんに説明できますか?

なんとなく「縁起がよい」「おめでたい」という印象はあるものの、どれが何かはうろ覚えという人も多いのではないでしょうか。

たとえば、田作りは田畑の肥料として乾燥イワシを使用したことから【豊作祈願】の意味があります。

 

この記事では『おせち料理の意味・由来』『お重の詰め方』『おせちに込められた願い』について、子供にもわかる簡単な解説をまとめました。

古くからつづくお正月の伝統にならい、新しい1年の幸福をお祈りしながら家族でおせちを食べましょう。

 

お正月におせちを食べるのはどうして?

お正月の楽しみの一つといえば、おいしいおせち料理ですよね。
おせちは『縁起のよい食べ物』をお重につめられた料理のことで、新年の無事と幸福を願ってお正月にいただきます。

ハンバーグやフライドポテトなどの洋食好き!の現代っ子にとっては苦手な味つけが多いかもしれませんが、その意味やこめられた願いをわかりやすく伝えると、おいしく食べられるかもしれません。

お正月のおせち料理は日本古来から伝わる伝統文化なので、次の世代の子供たちにも語り継いでいきたいものですね。

 

【お節(おせち)料理】とは?

 

(出典:https://www.corpsame.jp/smart/blog/entry/post-26/)

 

おせち料理とは、お正月に神様にささげる正式な料理のこと。
神様に感謝してお供えし、神様と私たちがいっしょに食事をいただくために用意します。

おせちの中身の料理には一つひとつに「魔除け」「豊作祈願」「子孫繁栄」などの意味が込められています。

 

子供向け!簡単解説

 

おせち料理は、お正月に神さまにおそなえするごはんのことだよ。
神さまがお家にきてくれて、みんなでいっしょに食べるために用意するんだ。

 

重箱という箱にの中にたくさんのご馳走がつめられていて、お料理の一つひとつに「ねがいごと」がこめられているんだよ。

心の中で「いつも守ってくれてありがとうございます。」と神さまに感謝しながら食べようね。

 

そうそう、お正月はおめでたい日だから「火を使わない」という昔からの習わしがあるんだよ。
だから中に入っているお料理は、何日たってもおいしく食べられるものが入っているんだよ。

 

おせちの由来【どうして”おせち”っていうの?】

 

おせち(お節)とは、もともと『節句の日』という行事の日に食べられるお料理のことをいうんだ。
お正月のおせちのほかに、桃の節句(ひなまつり)に食べられるちらし寿司や、端午の節句に食べられる柏もちなどもおせち料理なんだよ。

『節句』の日のお料理だから、おせち(お節)とよばれているんだよ。

 

おせち料理の代表【三つ肴(みつざかな)】

 

おせち料理の中でも「黒豆」「ごまめ(田作り)」「数の子」の三品は【三つ肴(みつざかな)】とよばれ、おせちに欠かせない代表的な料理です。

 

子供向け!簡単解説

 

おせち料理はたくさんの種類があるけど、とくに大事なのは「黒豆」「ごまめ(たづくり)」「かずのこ」の3つだよ。
この3つを『みつざかな』とよぶんだ。

(※それぞれの意味は下記の一覧をご覧ください。)

 

おせち料理【重箱の詰め方】

 

おめでたいお料理がたくさんつまったおせち。
めでたさを「重ねて」新年の無事を祈る意味から、「お重」につめられています。

 

子供向け!簡単解説

 

おせち料理はお重(重箱)という箱に入っているよね。
「おめでたいことがたくさん重なりますように。」という願いをこめて、お重につめるんだ。

 

「お重の何段目に入れるか」には意味があって、料理ごとにどこにつめるか決まっているんだ。
ただきれいに料理を並べているだけじゃないんだよ。

 

重箱は上から順番に「一の重(いちのじゅう)」「二の重(にのじゅう)」「三の重(さんのじゅう)」というよ。

 

一の重の料理

 

一の重には、お屠蘇(お正月に飲むお酒)といっしょに食べるとおいしい料理をつめているんだ。
『祝い肴(いわいざかな)』『口取り(くちどり)』ともよばれているよ。

黒豆、伊達巻、数の子、たづくり、栗きんとん、かまぼこ、たたきごぼう

 

二の重(にのじゅう)の料理

 

二の重には、酢の物といってお酢をつかった料理魚料理が主役なんだよ。
『口代わり(くちがわり)』ともよばれているよ。

紅白なます、昆布巻き、海老の旨煮(うまに)、鶏の松笠焼き(まつかさやき)、ブリの照り焼き

 

三の重(さんのじゅう)の料理

 

三の重には、野菜の煮しめをつめているよ。
野菜それぞれのおいしさを引きだすために、一種類ずつわけて煮るんだよ。

野菜の煮しめ(ごぼう、れんこん、里芋、こんにゃく)

 

おせち料理の中身一覧【意味&由来】

 

『おせち料理の意味や由来』をまとめました。
親子で意味を確認しながら、おいしくいただきましょう。

紅白かまぼこ

神さまにお供えする赤米と白米をまねたもの。
紅白の色合いは「おめでたい」ことを意味するんだ。
日の出の形に似ていることも、縁起がいいといわれる理由だよ。

 

数の子(かずのこ)

数の子はニシンという魚の卵なんだよ。
子孫繁栄といって「かわいい子供にたくさん恵まれますように」という意味が込められているんだよ。

れんこん

れんこんには穴があいているでしょう。
この穴からのぞくと遠くまでよく見えるから「見通しのよい明るい1年」を願うんだ。

黒豆

黒豆の黒には魔よけの力があって、悪いできごとから私たちを守ってくれるんだ。
「まめに働き、まめに暮らす。」とも言われていて、お仕事や勉強をまじめにコツコツとりくめますよううにという意味があるんだよ。

昆布巻(こぶまき)

昆布でニシン、タラ、ゴボウなどを巻いた料理だよ。昆布は「よろこぶ」と言い方が似ている(語呂合わせ)ことから、お祝いごとにぴったりの食べ物だとされているんだ。

お父さん、お母さんが元気に長生きしてくれること(不老長寿)や、かわいい子供にたくさん恵まれますように(子孫繁栄)の願いが込められているよ。

里芋

里芋は子芋がたくさんつくことから、子供にたくさん恵まれて元気に育ちますように(子孫繁栄)という願いが込められているよ。

エビ

エビのように長いひげをはやし、腰が曲がるまで元気に長生きできますように(不老長寿)という意味があるんだよ。

たたきごぼう

ごぼうは地面の下に長くまっすぐ根をはる野菜なんだ。
「ごぼうが根をはるように、家族が今住んでいる場所に根付いて安心して暮らせますように」という願いが込められているんだよ。

それから、豊作のときに飛んでくる黒い瑞鳥(ずいちょう:おめでたい鳥)に色や形が似ていることから、今年1年の豊作を願って食べられるんだ。

たづくり(ごまめ)

昔は田畑の肥料に乾燥したイワシを使っていたことから、「田作り」と呼ばれるようになったんだよ。
豊作を祈って食べるんだ。

伊達巻き(だてまき)

形が巻物に似ていることから、知識がふえてかしこくなりますようにという意味が込められているよ。

栗きんとん

”きんとん”を漢字で書くと「金団」。金の団子や金の布団という意味があり、商売繁盛・金運・財運をもたらす意味がある。

紅白なます

ご祝儀袋の水引きというヒモのような飾りをまねたお料理だよ。
紅白の色は縁起がよく、おめでたいときに使われる組み合わせなんだよ。

「めでたい」と語呂が似ていることから、縁起がいい食べ物として有名なんだよ。

 

新年の幸福を願って、親子でおせちを食べよう

  おせち料理には一つひとつに願いがこめられています。

私は子供の頃、海老や数の子が苦手でしたが「エビは長生きできるように食べるんだよ。」「縁起ものだから少しだけでも食べなさい。」など教えてもらいながら食べてきた記憶があります。 

意味や由来を知ると、味がちがって感じられるから不思議なものですね。

 

親子で新しい年の無事と幸福を願いながら、いっしょにおせちを食べましょう。