「寝る時間がとっくに過ぎているのに、子どもがなかなか寝ない!」
「毎晩1時間以上寝かしつけに時間がかかる!」
「家事をする時間や自分の時間が確保できない!」
と困っているママへ。
わかります!!
私もそうでした~~。涙
もー、毎晩ゆううつでしたよ。ほんとに。
ですがあるとき、気がついたんです。
それは・・・『寝れない本人もけっこう困っている』ということでした。
それからというもの、あら不思議。
子どもの寝かしつけは驚くほどスムーズにいくようになり、グンと楽になりました。
何よりも私も子どももイライラ炸裂!!がなくなり、毎晩和やかに過ごせるようになったことが「よかった」と思うことです。
今回は、わが家で実践した『子どもを寝かしつける3つの秘策』を紹介します。
もくじ
子どもが寝なくてイライラ炸裂!親子で消耗した日々
1日の終わりを迎える夜。
親子でお互いのぬくもりを感じながら穏やかな気持ちで過ごせるのが理想的ですよね。
なのに、なぜ寝ない。
わが家は子ども(もうすぐ3歳)の寝かしつけに30分、1時間、ひどいときは2時間以上かかることもありました。
子どもを寝かしつけたらやるつもりだった、洗い物も翌日の準備も全然できない。
子どもは布団の中でぺちゃくちゃおしゃべりをしたかと思えば、やれコレが気に入らないアレが嫌だとゴネだし、最後は眠くて泣き出す始末。
私はあなたに伝えたい。
「眠りたいなら、目を閉じて、口を閉じてくださいまし。」
毎晩の子どもの寝かしつけは、不毛な時間ばかりが過ぎていくような気がして、イライラがつのる憂うつな時間でした。
子どもがなかなか寝ないとき。本人がいちばん困ってる!?
なかなか眠らずおしゃべりの止まらない子どもに言います。
「お口をチャックしてね。」「静かにするよ。」
ですが、1分ともちません。
この言葉を何度もくり返し伝えるのですが、効果なし。
そればかりか、子どもはゴネたり泣いたりしてきます。
なぜでしょうか。
一見、テンションが高くて気ままに過ごしているように見える子どもですが、実は母の無言のプレッシャーを感じていたようです。
そうです、私の心の中はいつも
「ハ・ヤ・ク・ネ・テ・ク・レェェェェ~~~!!!」
ばかりが占めていました。
ですがある晩のできごとです。
いつものようにぐずぐずモードになってきた子どもにふと「なかなか眠れないねー。しんどいね。」と言ってみたことがありました。
すると子どもは目をぱちくり。
「うん、眠れなくてしんどいの。」
そのときの様子はまるで、
「そうそう、そうなのよ。」
「やっとお母さんにわかってもらえた~~。」という感じで、
その後は「だっこしてー」とせがんで、すやすやーっと眠りにつきました。
あーそうか。
子ども自身もなかなか寝れなくて困っていたんだ~。。。
ごめん、ママ自分のことばっかりしか考えていなかったね。
「もう寝なさい」「まだ寝ない」母(父)と子どもの攻防からおりる
毎晩寝かしつけに時間がかかり、「早く寝てほしい」とイライラしていた私。
でも、「眠れなくてしんどいの。」という娘の言葉にはっとしました。
そうだ。
子どももなかなか眠れなくてモヤモヤしていたんだな。
それからというもの、「もう寝る時間だよ。」「静かにして。」は言わないようにしました。
かわりにしているのは『BGM作戦』と『おまじない作戦』です。
1.BGM作戦:学生時代になぜか眠たくなる先生の授業を思い出す
この記事を読んでくれているあなた(ママ)は、なかなか寝れない夜を経験したこともあると思います。
布団の中でも日中のできごとを思い出して気持ちが落ち着かなかったり、明日の仕事のことが気になったり、楽しいことも悩んでいることも考え出すとなかなか眠れないスパイラルにおちいっちゃいますよね。
かくゆう私がそうなんですが、そんなときに眠りの世界へ導いてくれるお助けアイテムがイヤホン。
スマホにつないだイヤホンで、音声を聞いていると自然に眠くなってくるんです。
おすすめなのが、淡々としゃべる自己啓発本や小説(amazonプライム特典!)。
1節聞き終わる前に必ず寝落ちします!w
と、ちょっと脱線しましたが
静かなトーンの音声をぼんやり聞いているとうとうとしてくるのは子どもも同じでした。
(学生時代、なぜかいつも眠たくなる授業の先生をお手本にしましょう!)
古典的ですが、子守唄はやっぱりいいですね!
わが家では「ねんねんころりよ」や「ゆりかごのうた」をよく歌います。
ですが、ひとすじなわではいかないのが魔の2歳3歳児。
毎晩うたうと「歌わないで!」「イヤ」ということが多いですね。
そんなときのために、BGMの選択肢はなるべく多く用意しておくことをおすすめします。
ほかには「ひつじがいっぴき」もいいですね。
まだ2~3歳なので具体的にイメージしているかどうかは別にして、「ひつじがいっぴきー。ひつじがにひきー。。。」とママが静かなトーンでいっているのをなんとなーく聞き入ったりしますよ。
それから、同じく数字ネタでは「お誕生日まで数えよう」をやっています。
ひたすら「○○ちゃんのお誕生日は何月何日だったかなー。順番に数えてみよう。」「4月1日ー。4月2日ー。。。」
お誕生日が上旬ですぐおわっちゃう場合は、前の月からはじめてOKです。
ぶっちゃけ
『間をもたせる、単調で静かなトーンのBGM』なら何でもよいです。
2.おまじない作戦「おなかがよくなるおまじない」
最近、わが家で新たに加わったのですが、『おなかがよくなるおまじない』もおすすめです。
保育園の新学期がはじまってやや緊張モードの娘。
「私、おなかがいたいの。」と家で言ったことがありました。
たぶん、本当は痛くないのですが「つかれちゃった」「お母さんかまってちょうだい。」という意味なんでしょうね。
「おなかが痛いのかー。どれどれお母さんに見せてちょうだい。」
おなかをめくって
「もしもーし。○○ちゃんのおなかさーん。おげんきですかー?」
「おなかさんいたいのー?よーし、おまじないしてあげよう。」
「おなかちゃんげんきになーれ。(なでなで)いいおなか、いいおなか。げんきになーれ。」
おまじない効果ですっかり元気になった娘。
寝る前にも「おなか痛いの。」「おまじないして。」とリクエストしました。
しずかなトーンでおなかをさすりながら「おなかなでなでげんきになーれ。いいおなか、いいおなか。・・・」をくり返すとスキンシップが心地よいのかすぐに眠ってくれました。
(※手のひら全体でなでるのがつかれてきて、でも止めたら「なでて」と言われるので、途中から指先だけでくるくる。手抜きです。w)
3.ママの気持ちもゆったりと。
『BGM作戦』にしろ『おまじない作戦』にしろ、大切なのはママの気持ちが穏やかであることです。
「静かに聞いて(寝なさい)。」モードではなく、「あなたが眠りにつけるようにおつき合いするね。」モードでするのがコツです。
たとえ表には出さないようにしていたとしても、子どもはママの本音を敏感に感じとってソワソワしちゃいます。
何かと忙しく目まぐるしい日々のなかでも、寝かしつけのこの時間だけは、親子であたたかく心通わせることに集中してみましょう。
子どものおなかをなでてみると、やわらかくてあたたかいですよ~。
小さいけれど、しっかり握りしめてくれる手も愛おしいですね。
ママも子どもも今日1日よくがんばりました。
そんな2人のからだの中をキラキラ輝くエネルギーが満ちていくのをイメージしてみるのもおすすめです。
子どもの寝かしつけは、親子が心をかよわす時間
私は、寝かしつけは「子どもと向き合う時間」だと気がついたときに、すごく楽になりました。
(今でも早く寝てほしいのは寝てほしいですけど・・・。w)
寝かしつけの時間は、あたたかく愛おしいわが子をそばで感じ、自分と子どものケアをする時間だと思っています。
足冷たいな~私の太ももでサンドしてあたためてあげよう。
髪の毛、さらさらだなぁ。
ほっぺたやわらかいなぁ。
日中バタバタ過ごしているときは見逃しがちな、子どもへのあたたかい気持ちが素直に感じられます。
そして「お父さんとお母さんのところに生まれてきてくれてありがとう。」としみじみ思うのです。
1日の終わりにやさしい時間を過ごせますように。