ハロウィンの仮装を手作りしたい!
でも、ミシンで本格的な衣装を作るのはちょっとハードルが高いですよね。
今回は「ミシン不要でできる、魔女の衣装の作り方」を、写真つきで詳しくご紹介します。
簡単に楽しく!おしゃれでかわいく!手作りしましょう。
ハロウィンの仮装で定番の魔女ですが、手作りすれば他の人とかぶる心配がありませんし、自分好みのオリジナルデザインにできるので楽しいですよ!
節約を意識して、100均で購入できるアイテムも活用しています。
もくじ
フェルトとボンドで簡単!チュールリボンの魔女帽子
帽子を手作りする一番のメリットは、自分サイズに調整できるのがところ。
大きすぎても小さすぎても不恰好ですから、ジャストサイズのものを作りましょう!
魔女の帽子を手作りするときの4つのポイント
①つばパーツには芯地(できれば接着芯)をはさむ
帽子はフェルトを2枚重ねて作りますが、つばのパーツには必ず間に芯地をはさみましょう。
実ははじめに「芯地をはさまずに、フェルトだけでできないかな」と試してみたのですが、つばがへにょっと垂れてしまい、断念。
芯地には、アイロンでくっつく接着芯(厚手タイプ)を使うと便利!分厚さもちょうどよくてイチオシです。
ない場合は、厚紙などでもかまいません。ただし、ボンドをたくさん使うので多めに用意しておきましょう。
②円錐は大きめに切り、サイズを確認→調整する
作製している途中でなんどもサイズの確認をしましょう。そうでないと「できたー!」と思って被ったら「あれ、小さい・・・」なんてことになりかねません。
完成してからのサイズ調整は難しいので、要注意!
円錐パーツはフェルトを製図よりも少し大きめに切り、実際に頭にかぶせて少しずつカットしていきましょう。
くっつけるときに、つばパーツの中央部分をを円錐の内側に貼る関係で「ちょっと大きいかな」くらいのサイズでぴったりになります。
③ビニール紐や牛乳パックを使ってコンパスを代用する。
帽子のパーツは円錐+円なので、コンパスが必須ですが。コンパスなんて家にないし、あったとしてもこんなに大きいサイズの円は書けませんよね。
だからって、アバウトになんとなくすると形がいびつになり、「もうちょっとここを切ろう」「あ、こっちも切ろう」と形の修正スパイラルにはまってしまいます。
シンプルな形状なだけに、正確な採寸が仕上がりを左右するので、面倒くさがらずにきっちりはかりましょう。
ビニール紐や牛乳パックを使えば、コンパスがなくてもきれいな円がかけるので、お試しください。
こちらは牛乳パックを使って書いています。
④ボンドや両面テープは信頼できるメーカーのものを使用する
パーツを接着するボンドや両面テープの役割はとても重要!作っている途中でちがう種類のものを買い足したので気がついたのですが・・・。
メーカーによって強度が全然ちがう。「こっちではくっついたのに、こっちではすぐ外れる!」現象があちこちで起こりました。
たくさん使うので、少しでも安いものを買いたくなりますが、ここはお金をかけて質のいいものを用意しましょう。
魔女の帽子の作り方
フェルト2枚(ダイソー黒)、接着芯(または厚紙)、装飾するリボンなど、ボンド、布ガムテープ
フェルトはダイソーで購入しました。70cm×60cmもあるのに、100円!!
フェルトをカットします。
つばの大きさも自分好みに切りましょう。
円錐のパーツは少し大きめに切り、自分の頭にかぶせてサイズを確認しながら少しずつ切って調整します。
両面テープで2枚を貼り合わせます。
両面テープ(またはボンド)で端を貼り合わせ、円錐の形にします。(写真には接着芯がついていますが、円錐パーツにはなくてかまいません。)
洗濯ばさみではさんでしばらく固定します。
強度が気になる場合は、両面テープの代わりにボンドを使うと◎。
先端がきりっととんがった帽子になりました。
芯地をカットします。セリアで購入したカーマットを使用しました。
サイズがぴったりでしっかりしていますが、重さと分厚さに若干難ありなので、クオリティを求めるなら厚手の接着芯がおすすめ。
フェルトのつばパーツよりも外側も内側も5mmほど小さくカットします。
フェルトのつばの中央には、放射線状に切り込みをいれます。
放射線状に切り込みを入れるには、一度フェルトを半分に折りたたむ → 円の中心から外側に向かって少し切るとできますよ。
間に芯地を入れ、フェルトで上下をはさんで、ボンドで貼り合わせます。
広範囲にボンドをつけるときには、牛乳パックを切ってヘラにすると塗りやすいです。
3枚セットになりました。
円錐パーツとつばパーツを組み合わせます。
つばパーツの中央にある(先ほど切り込みを入れた)三角形の”のりしろ”を起こして円錐パーツの内側に貼ります。
両面テープ+ボンドを使用。
円錐パーツの内側につばパーツの切込みを貼っていきます。
対角(上→下、右→左というように)に順番にはっていくとずれにくくて◎
さらに上から布ガムテープでおさえる。見えない場所なので、しっかりくっつけることを優先しましょう。
円錐パーツの外側のすそに、はさみで細かく切込みをいれ、ボンドでつばパーツとくっつけます。
これで、本体が完成です!
チュールのビッグリボンのつくり方
ボリューミーな装飾にしたかったので、今回はチュールリボンを使いました。
適度にはりがあるのでリボンの形がつくりやすくて◎
同じものを3つ作って重ねます。
(紐を作るので、とりあえずはゴムで束ねてキープしておきましょう。)
中央の紐も同じリボンで作ります。
くるくる細く丸めて。
先ほどのリボンの中央を紐でとめると・・・
できました!
ゴールドのリボンでとめると、こんな感じになります。
帽子にのせて、大きさを確認。
帽子の周りにもふんわりとチュールリボンを巻きつけて結びます。
少し長めにリボンの脚を残しておき、先ほどのビッグリボンと合わせるとこんな感じになります。
ダイソーで購入した星のバックカチューシャ。本当はヘアアクセサリーですが、帽子につけてもかわいいですね。
黒サテンでドレッシーな魔女マント
100均にも売られている定番アイテムの魔女マント。(たしか、100円ではなくて数百円で売られているはず?)
同じようなデザインでも、使用する生地で印象が大きく変わります。
手作りするなら黒のサテン生地を使って、漆黒のツヤのあるマントにしてみませんか?
材料費を節約したい場合は、裏地用の生地を使いましょう。
そして、工程はいたってシンプル。
魔女マントのさくっと作り方
布をカットする
→アイロンテープで端の処理をしつつ、リボンをつける
→好みで装飾をする
で、完成!
とっても簡単なので、ぜひトライしてみてくださいね!
魔女のマントを手作りするときの2つのポイント
①アイロンテープを使う
ミシンに自信がない、そもそも家にミシンがない、ならアイロンテープを使って生地の端の処理をしましょう。
裁縫初心者の強い見方です!!
らくらくアイロンテープ(9mm/10m) RR-006メール便/宅配便可
アイロンテープのつけ方
布の端を裏側に1センチほど折り返す
→アイロンテープを貼る
→アイロンをかける(温度を中に設定)
②リボンやビーズをボンドで貼るときは、マントの裾を全部広げて
リボンやビーズでマントを装飾するときには、はじめにマントの裾を全部広げてからボンドで貼っていきましょう。
ボンドが乾かないうちに動かしてしまうと、はがれてしまうので要注意。
魔女のマントの作り方
黒サテン生地(2m)、襟元のリボン(150cm)、アイロンテープ、装飾するリボンやビーズ
こちらの黒サテン生地を使って作製します。手芸店にて購入。
ネットでは、こちらのお店が生地のお値段も送料も安くて、品揃え豊富です。
【全15色】激安 ポリエステル サテン 生地(50cm単位)
まず、生地を図のようにカットします。
サイズはご自身の身長に合わせて調整してください。
身長が170センチ近くある私でジャストサイズだったので、小柄な方はもう少し丈を短めにするといいと思います。
ビニール紐を使ってきれいな円を書こう
ちなみに円を描く箇所はビニール紐の端をセロハンテープで固定。反対の端にチャコペンシルをつけて、紐をピンとはった状態で書きました。
写真はリボンですが、幅があるので普通のビニール紐の方がおすすめ。
生地の端は裏側に1センチほど折り返し、ぐるりと周囲(襟ぐり、前身ごろ、裾)をアイロンテープで止めていきます。これでほつれを防止することができます。
襟ぐりの端をアイロンテープでとめる。
アイロンを中に設定。
襟ぐりのカーブには折り返し箇所に切りこみを入れましょう。
アイロンテープを襟ぐりの内側に貼ります。切りこみを指で開いて、生地をテープに沿わせます。
この時、生地は裏表です。アイロンテープは常に生地の裏側に貼りましょう。
少しずつアイロンをあてていきます。
しっかりテープがくっついたら、はくり紙をはがします。
ぬいしろを外側にたおして(アイロンテープの上に重ねる)、布の上からアイロンをかけ、圧着する。
数箇所アイロンでおさえ、全体をゆっくりかける。
できました!
前身ごろ(マント前面)の端をアイロンテープでとめる
前身ごろ(マント正面の合わせ部分)の端も、襟ぐりと同じようにアイロンテープでとめます。
このとき、リボンを間にはさむことをお忘れなく。
まず、リボンをつける場所にアイロンテープをつけ、アイロンでおさえます。
リボンが本体にくっついたら、さらに、リボンの上にもアイロンテープを貼ります。
写真ではテープを1枚しか貼っていませんが後で取れてしまったので、なるべくしっかり接着できるように、たてに2枚ぶん貼る方がよいです。
リボンを反対側に折り返して、アイロンテープで貼ります。
前身ごろの端(正面の合わせの部分)を裏側に折り、アイロンテープで貼ります。
裾の端をアイロンテープで貼る
同じ要領で、裾も折り返してアイロンテープで固定しましょう。
これでマント本体ができました!
マントの装飾をする
続きまして、装飾です。
こちらも、針や糸は不要。ボンドで貼っていきましょう。
今回は、スパンコールのリボンにしました。
ダイソーで購入しました。スパンコールいっぱいで豪華なリボンなのに、5メートル100円!

完成です!
こちらのスパンコールテープは襟元につけると、まるでネックレスのよう!ちょっと高いけど^^;
【全5色】スパンコールテープ(アイロン接着不可)50cm単位
不織布DE大人用チュチュスカート
以前、娘用に水きりネットでチュチュスカートを作ったら簡単にかわいくできたので、大人用もできないかと思案。
(参考記事:ハロウィンの仮装は手作りで!子供が喜ぶ3つの衣装の作り方)
ですが、水きりネットの長さが大人用のスカート丈には全然足りない!!・・・ということで、ラッピングで使う不織布で作ってみました。
不織布(ダイソー)5枚
平ゴム
不織布は、ダイソーでハロウィン色を購入。ラッピングコーナーにあります。
ハロウィンの時期は品薄になりそうなので、早めに買いにいきましょう。
生地のように柔らかい素材ですが、ほつれたりしないので扱いやすく、お遊戯の衣装などによく使われています。
ネットからも購入することができます。
一定の幅にざくざく切ります。
同じくダイソーで購入した平ゴムを自分のウエストに合わせてカット。
ゴムに不織布をひたすら結んでいきます。
片結びでもOKですが、結び目がゴロゴロするのが嫌で、輪ゴムで結ぶスタイルにしました。
このようにくしゅっとギャザーをよせた状態で、平ゴムにかけ、少し折り返して輪ゴムで結びます。
平ゴムをクッションにかけると不織布をつけやすい!
他にも少し折り返してホッチキスで止め、輪の部分にゴムを通す方法も試してみましたが、ペシャンとなってしまったので却下しました。
完成!
※不織布1枚1枚はバラバラの状態なので、黒スパッツとペチコートの着用が必須です。
子持ちの主婦としては、かわいすぎてちょっと恥ずかしいかなと思いますが、マントとセットなら適度におさえられ、堂々とはけます。
チュチュスカートがあれば、定番の魔女スタイルにもオリジナリティが出ますよね。
やっぱり水きりネットのようなで作りたい!という方は、チュールの生地を使用すればおしゃれに仕上がると思います。
全16色!送料が安いです。
【全16色】15D|15デニール ナイロン ソフトチュール 生地(50cm単位)
魔女の帽子でご紹介したチュールテープを使うと、幅をカットする必要がないので、より簡単にできます。
幅は10cm以上がおすすめ。
小さな星の柄がかわいい!
【全色お試し特別価格!50cm150円→135円!】キラキラ星のチュールテープ11色セット
ハロウィンで魔女の仮装を手作りするメリット!ママにも人気
衣装が完成したところで、改めて仮装を手作りするメリットについてふれておきます。
ハロウィンの仮装で定番の魔女。
帽子とマントがあれば、まず「それ何の仮装??」というまさかの事態は起こりませんし、悪目立ちしないので安心です。
親子で仮装する場では、ママの衣装はやっぱり魔女が一番人気ですよね。
魔女といえば、黒いマントと黒いとんがり帽子!絵本に出てくる魔女は黒一色で「THE地味(というより不気味)」という感じですが、ハロウィン色のオレンジ・パープル・ゴールドなどをプラスして好みのデザインにしてみましょう。
そして、仮装を手作りするとこんなメリットがあります。
①自分好みのデザインにできる
②他の人とかぶらない
③サイズの調整ができる
④親子・カップルでお揃いにできる
⑤安上がり
⑥作るのが楽しい
インターネットなどで安く既製品を購入することもできますが、「サイズが合わなかった」「イメージとちがった」とがっかりすることもたくさんありますね。
手作りするとそのような心配もなく、自分にぴったりのサイズにできるのでおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
ハロウィンの醍醐味である仮装!ぜひ、気軽に手作りを楽しんでみてください。