七草粥の由来と意味!子ども(年齢別)にわかりやすく伝える方法

皆さんは『七草粥の由来や意味』をご存知でしょうか?
なんとなーく、「病気にならないため」「お腹にいいから」というのは思い浮かびますよね。

でも、子どもに「どうして七草粥を食べるの?」「いつから食べるようになったの?」と聞かれると・・・・。ちょっと自信ないわってことありませんか?
うかつなこと言えない!ですもんね。

 

しかも子どもって、なかなかつっこんだ質問してきます。
「そこわからないから、うやむやにしとこー。」と心の中では思うけど・・・。笑

 

せっかくの機会ですから、正しい知識でわかりやすく教えてあげられるように、まずは親御さんが事前に勉強しておきましょう!

今回は『七草粥の由来と意味を子どもにわかりやすーく、ていねいに教える方法』をお伝えします。

 

 

子どもにもわかる!七草粥の意味

七草粥を食べるということには、次の3つの意味あいがあります。

①お正月のご馳走や、お酒で弱った胃腸をいたわるため。
②新しい年の無病息災を願うため。
③青菜が不足しやすい冬場に栄養補給するため。

 

③の青菜不足解消は、もしかすると食生活が豊かな現代にはあてはまらないかもしれませんね。ということで、主な理由は①と②です。

これを、子供向けにやさしい言い方になおしてみます。

 

七草粥の意味①【保育園・幼稚園の子供向け】

一番簡単にまとめました。
2、3歳のお子さん向けです。

「これはね、七草粥といって、七つの草が入ったお粥なの。
とってもからだにいいんだよ。

それにね、今年も1年元気に過ごせますようにって、おまじないができるご飯なんだよ。」

”おまじない””魔法”という言葉を使うと、わかりやすいですね!

 

 

七草粥の意味②【保育園・幼稚園・小学生の子供向け】

七草粥の①よりも、少しバージョンUP!
年中・年長さんくらいの子どもさんならわかるかな、と思います。

「今日は1月7日だから、七草粥っていうご飯を食べるんだよ。
この中にはセリ、ナズナ、ゴキョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロっていう七つの草が入っているの。

からだにとってもいいんだよ。

 

○○ちゃんはお正月に美味しいものをいっぱい食べたよね。
ご馳走をいっぱい食べたから、○○ちゃんのお腹は今ちょっと疲れてるんだって。

 

でも大丈夫。
この七草粥っていう魔法のご飯を食べると、お腹をお休みさせてあげられるんだって。

 

それからね、七草粥を食べると1年間元気に過ごせるっていう言い伝えもあるんだよ。
「元気に過ごせますように」ってお願いしながら食べようね。」

 

 

 

七草粥の意味③【+α 「昔から伝わってきた」を伝える】

『昔から伝わってきた風習だから』というのも、七草粥を食べる大きな理由ですよね。
「昔からそう決まっている。」でわかるかもしれませんが、こんなふうに伝えると説得力がUPするはずです。

「お父さんもお母さんも、おじいさんもおばあさんも、そのまたおじいさんもおばあさんも昔からずっと1月7日にはこのご飯を食べてきたんだよ。

みんなで、1年間元気に過ごせますようにってお願いしようね。」

 



 

 

七草粥の由来を簡単に!【小学生の子供向け】

七草粥の由来は、古代中国までさかのぼります。
中国の文化と日本の文化が融合してできあがった風習なのですが・・・。
くわしい説明は、大人でもちょっとややこしいんですよね。

小学生くらいになったらわかるのでは!?と思います。
簡単にまとめてみたので、次のように説明してあげてください。

 

七草粥のはじまりは中国

「昔の中国では、1月7日に7つの種類の草や野菜を混ぜたとろとろのお汁を食べていたんだ。
元気に毎日過ごせますように、会社でえらくなれますように、とお願いしながら食べていたんだって。

 

それを昔の日本人が知って、日本でもやってみようってことになったの。

だけどね、それまで日本でもお正月に草をつんできて食べるという習慣があったんだよ。

だから、まねをするときに日本流にアレンジして、「1月7日に七つの草が入ったおかゆを食べる」というふうにしたんだって。」

 

大人版補足

七草粥は日本独自の風習かと思いきや、その起源は古代中国にありました。
(※古代中国の風習については、のちほど詳しく!)

といっても、中国で食べられていたのは7つの草や野菜が入った汁物(「七種菜羹(ななしゅさいのかん)」といいます。)ですので、七草粥とはちょっとちがいますね。

もともと日本では「若菜摘み」といって、正月に若菜を摘んで食べるという風習がありました。
また、1月15日に7種類の穀類をおかゆにして食べる「七種粥」という風習もありました。

 

そこへ、さきほどの中国の文化が結びつき、平安時代に七草粥の原型が誕生。
『中国の七種菜羹(ななしゅさいのかん)+日本の若菜つみ&7つの穀類を食べる風習=七草粥の原型。』
ということですね。

では、「なぜ1月7日なのか?」」を次の項で説明します!

 

 

 

七草粥を1月7日に食べる理由

さてさて、ではなぜ1月7日なのかというとそれにもれっきとした理由があります。

「どうして中国の人たちは、1月7日に7つの草や野菜が入ったお汁を食べていたかというとね。中国でしていた占いが関係しているんだよ。

 

その昔、中国ではお正月から始まって7日間、
1月1日は鶏の日、2日は狗(犬)の日、3日は猪(豚)の日というように決まっていたの。
新しい年にどんなことが起こるのか、占っていたんだよ。

 

そして、1月7日は人の日。

その日には、7種類の野菜や草の入ったお汁を食べて、病気にならずに元気に過ごせるよっておまじないをするようになったの。

その日は会社でえらくなれるかどうか、発表される日でもあったから、「えらくなれますように」というお願いをしながら食べてたんだって。」

 

大人版補足

「なぜ1月7日に七草粥を食べるようになったのか?」というと、中国で前漢の時代に行われていた占いが関連しています。
その占いでは、元旦から7日までの日にそれぞれ動物をあてはめ、その日の占いの対象となる動物を大切に扱いました。

 

ちなみに、占いの対象となる日付と動物はこちら。↓

1月1日は鶏、2日は狗(犬)、3日は猪、4日は羊、5日は牛、6日は馬、7日は人

そして、1月7日は人が対象となっていますね。(人日の日(じんじつのひ)といいます。)。

この日は「人を大切にする日」とされ、無病息災を願って7種類の草や野菜を混ぜた汁物(「七種菜羹(ななしゅさいのかん)」)を食べるようになりました。

また、1月7日には官吏の昇進試験が行われていたため、立身出世を願って「七種菜羹(ななしゅさいのかん)」を食べたとも言われています。

 

 

春の七草、意味&効能

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(出典:https://weathernews.jp/s/topics/201801/040115/)

そしてそして、春の七草の説明です。
簡単な言葉に言いかえれば、小さな子どもさんにも「どのうような効き目があるのか」を伝えることができます。
実物や写真を見せながら、教えてあげましょう。

効能のほかにも、縁起のいい意味合いがあるので、合わせてチェックしてみましょう。
おせちや花言葉みたいで、興味深いですよ。

 

芹(せり)

子ども用説明 お腹が元気になる草。

 

香りがよく、ビタミン、ミネラルが豊富。
食欲増進、貧血、便秘などに効果がある。

意味:「競り(せり)に勝つ」(新芽が競り合う(せりあう)ように成長するさまから。)

 

薺(なずな)

子ども用説明→お熱を下げる草。

 

別名ペンペン草。
解熱、殺菌作用、利尿作用、むくみに効果がある。

意味:「なでて汚れをはらう」

 

御形(ごぎょう)

子ども用説明→風邪をなおす草。

 

別名母子草(ははこぐさ)。
咳をしずめ、のどの痛みをやわらげる。

意味:「仏体」をあらわしている。

 

繁縷(はこべら)

子ども用説明→お腹を元気にする草。

 

ビタミンAが豊富で健胃効果がある。

意味:「繁栄がはびこる」

 

仏の座(ほとけのざ)
子ども用説明→お腹が痛いのを治す薬。

 

胃を健康にする、歯槽膿漏にも効果がある。
見た目はタンポポに似ている。

別名コオニタビラコ
意味:「仏の安座(葉のつき方が、仏様の蓮座に似ているので)」

 

菘(すずな)
子ども用説明→お腹を元気にする草。

 

カブのこと。アミラーゼが豊富で消化を助ける働きをする。胃腸をあたため、腹痛を予防。

意味:「神を呼ぶ鈴」

 

蘿蔔(すずしろ)
子ども用説明→お腹が元気になる草。

 

大根のこと。胃炎や胸焼けを改善。食物の消化を助け、腸の調子を整える。

意味:「汚れのない純白さ」

 

子供さん用に、簡単な説明にしたところ・・・だいたい『お腹を元気にする草』になってしまいました。笑

もともとが、疲れた胃腸をいたわる目的で食べる七草粥なので、食欲増進や、消化を助けるような効能のあるものがメインということですね。

 

 

まとめ

いかがでしたか?

七草粥は少し苦みがあり、子どもには「おいしくない」かもしれません。
でも、そこに込められた願いや意味、効能を知ることで、それまでとはちがう『味』を感じることができるのではないでしょうか?

七草粥は、古来から伝わる大切な風習。
次の世代の子どもたちにもしっかりと根付いていってほしいですね。