窓のしつこいカビをきれいに掃除!3つの手順とNG例5つ

窓のゴムパッキンやサッシ、木枠の部分にカビは生えていませんか?

いつの間にかカビが生えていて、見て見ぬふりをしているうちにどんどん黒ずみが広がっていくと、段々と掃除をする気が失せていってしまいますよね。

この記事では、「窓のカビの掃除方法と対策」「窓のカビが生える原因」「実は効果がない掃除方法」についてご紹介します。

窓パッキン等のカビの掃除方法

窓パッキン等に生えたガンコなカビの掃除方法をご紹介します。

ひとつひとつは特別なことをしていませんが、次の手順で「合わせ技」を行うことでそれぞれ効果を最大限に発揮することができますよ。

カビ掃除の手順
  1. 住宅用洗剤(中性洗剤)を吹き付ける。
  2. スポンジたわしで表面をこすり、3分ほど置いて汚れを浮かせる。
  3. 濡れ雑巾で水拭き(汚れを拭き取る)する。
  4. エタノール(アルコール)で消毒する。

それではひとつひとつ見ていきましょう。

1. 住宅用洗剤(中性洗剤)で汚れを浮かせる

マジックリンなどの中性洗剤を窓のパッキン部に吹き付けましょう。

直接吹き付けるのに抵抗がある場合は、浴室などでキッチンペーパーに洗剤を予め染み込ませ、それをパッキン部に貼り付けるといいですよ。

洗剤を吹き付けたらスポンジたわしで表面をこすり、2~3分くらい時間を置きましょう。こうすることで汚れが表面に浮き出てくるのです。

2. 濡れ雑巾で汚れを拭き取る

中性洗剤&スポンジたわしで汚れを浮かせた後は、濡れ雑巾で水拭きをして汚れを拭き取りましょう。

お風呂掃除などではシャワーをかけて洗剤を洗い流しますが、窓パッキン部には通常シャワーをかけることができません。そのため、濡れ雑巾での水拭きも1回ではなく2回・3回と念入りに行いましょう。

3. エタノール(アルコール)で殺菌・カビ防止をする

仕上げとしてエタノール(アルコール)を吹き付けて殺菌&カビ防止を行いましょう。

エタノールには殺菌効果がありますので、きれいに掃除した部分に吹き付けることで、新たなカビの発生防止にもなります。

ただし、エタノール自身には汚れを取る効果はありませんので、「1. 住宅用洗剤で汚れを浮かし」、「2. 濡れ雑巾で汚れを拭き取ってから」、最後にエタノールを使うようにしましょう

※エタノールは無水エタノール(濃度約100%)ではなく、消毒用エタノール(濃度75~80%)を使うようにしましょう。

Memo

無水エタノール(濃度約100%)は揮発性が高く、カビに対して効果を発揮する前に蒸発してしまいます。

 

消毒用エタノール(濃度75~80%)は、無水エタノールを精製水で薄めたものです。こちらは無水エタノールよりも濃度が低い分、蒸発するまで時間がかかり、その間に消毒します。

 

無水エタノールしかない場合は、エタノール8に対し水2の割合で混ぜると消毒用エタノールになります。

 

エタノールはアルコールの一種ですが、気化したものを少量吸い込んでも身体に影響はありません。ただ、閉め切ったまま使っていると気分が悪くなることがありますので、必ず換気を行いましょう。

カビには逆効果!?NG掃除

カビ掃除の方法は色々ありますが、間違ったことをしてしまうとかえってカビを広げてしまう結果に!

ついついしてしまいがちなカビ掃除のNGをご紹介します。

ポイントは、それだけをしても効果がない・薄いという点。先ほどご紹介したように組み合わせて「合わせ技」としてなら効果を発揮するものがありますので注意が必要です。

×: 雑巾を濡らして拭くだけではNG!仕上げに殺菌を

カビを除去するのに雑巾を濡らして拭いてしまいがちですが、実は それだけではNGなんです。

カビは水が大好物なので、濡れた雑巾で拭くとカビに栄養を与えてしまうことに。かえってカビを増やしてしまうことになってしまいます。

雑巾を濡らして拭くこと自体は有効ですので、水拭きをした後には、仕上げに必ずエタノール(アルコール)を吹き付けて殺菌するようにしましょう。

水拭きをしたら必ずエタノールで殺菌する。

×: 乾拭きはNG!カビ胞子が飛散

雑巾を濡らして拭くのがダメなら、乾拭きならどうでしょうか。

実はこれもNGなんです。

乾拭きすることによって、カビの胞子を撒き散らしてしまうことになってしまいます。

×: お酢はNG!使うと逆効果

お酢は殺菌効果があるため、カビの除去に対して有効だと考えてしまいますが、実はこれもNGです。

確かにお酢には殺菌効果があり、一旦はカビを死滅させますが、そもそもお酢の原料は穀物やお米です。

穀物やお米は人間にとっての食物ですし、カビにとっても栄養素となってしまいます。これを与えるとどうなるでしょうか?

一時的には減らせるかもしれませんが、カビの周囲に栄養があることで、結果的にはカビを増やしてしまうことになるんです

×: 重曹ではカビ掃除ができない

重曹を使ったカビ掃除の方法が紹介されていますが、実は重曹自身にはカビの増殖を抑える効果があるものの、殺菌・除去作用についてはそこまで高くありません

そのため、カビ掃除に使用してもカビが多少薄くなる程度で、カビ除去まではできませんので注意が必要です。

△: エタノール(消毒用エタノール)だけを使う

エタノール(消毒用エタノール)はカビの殺菌作用がありますが、実は汚れを落とす効果はありません

ですので、単独で使うのではなくて、必ず中性洗剤などで汚れを落としてから、仕上げとしてエタノールを使うようにしましょう。

そうすると殺菌・抗菌効果を遺憾なく発揮してくれますよ。

窓のカビ発生は梅雨時期だけじゃない?冬場も要注意

そもそもどうして窓や窓のパッキン部にカビが生えてしまうでしょうか。

カビが生えると言えば湿気が多くジメジメした梅雨時期をイメージしますがそれだけではありません!

実は乾燥する冬場でも要注意なんです

寒い外気で冷やされた窓に、暖房をつけた部屋の暖かい空気が触れると…そう結露です!結露して水滴がたくさんできてしまいます

その水滴がそのまま下に垂れると…。結露で水分ができることによって、部屋の湿度に関係なくカビが発生・繁殖してしまいます。部屋は乾燥していても、結露の水分があるところは湿度100%です

結露の仕組み

実は空気中に含むことができる水分(湿気)の量は、気温によって左右されるのです。

暖かい空気はより多くの水分を含むことができますが、この空気が冷やされると、これまでより空気中に含める水分量が減ってしまいます。

冷やされたときの温度での限界量をオーバーした分はどうなるでしょうか?水蒸気が水滴となって目に見える形に…そう、これが結露になるのです。

そしてそのカビは、春になって温度が高くなると…大繁殖!

目に見えるカビを置いておくと無数の胞子が部屋に放たれるのです。健康な大人であればあまり被害はありませんが、お年寄りや子どもがいる家庭では要注意!

カビの胞子が皮膚に付くと「アトピー性皮膚炎」、鼻に入ると「アレルギー性鼻炎」、肺に入ると「気管支喘息」を引き起こす原因となってしまうのです。

家庭内で結露しやすい場所について紹介

家庭内で結露しやすい場所といえばどこでしょうか。

結露しやすい場所 = 常に水分が存在していてカビにとって好環境のところと言えますので、一度チェックしておくとよいでしょう。

リビングなどの窓ガラス

リビングなど人がよく居て温度が上がる部屋(人の熱気やエアコン使用を含む)では、外の気温との差が大きくなり、結露するおそれが高まります。

特に明け方に冷え込むことで、翌朝窓に露がびっしり…という経験をされた方も多いのではないでしょうか。

結露する窓のカーテン!

結露してしまう窓にかかっているカーテンにも要注意です。

カーテンは、元々目に見えないカビの胞子が付着しやすい場所です。南側の日が当たりやすい場所のカーテンや、換気をすることでじめっとしていない場所のカーテンであっても、面積が広い分カビの胞子が付着しやすいのです。

そこで結露した窓にカーテンが触れたり貼りついたりしてしまうと…カビの胞子に水分が与えられて、カビが繁殖してしまいます。

窓のカビ掃除まとめ

窓や窓のパッキンに生えたガンコなカビ。きれいにカビ掃除をして、さらに再発を防止するためのポイントをおさらいしましょう。

カビ掃除の手順
  1. 住宅用洗剤(中性洗剤)を吹き付ける。
  2. スポンジたわしで表面をこすり、3分ほど置いて汚れを浮かせる。
  3. 濡れ雑巾で水拭き(汚れを拭き取る)する。
  4. エタノール(アルコール)で消毒する。

ポイントは、汚れをきちんと拭き取ってからエタノール消毒を行うことです。

中性洗剤で汚れを拭き取るだけ、エタノールで消毒するだけでは効果がきちんと出ませんので、必ず「合わせ技」でカビを撃退しましょう!