初盆のお供えの金額は?3つのパターンと具体例で解説

 

初盆のお供えとは、法要やお盆に伺う際にご供養の気持ちを表して持参する「お香典」や「お供え物」のことです。

今回は「初盆のお香典やお供え物の金額は?」 「会食がある場合はお香典にいくら上乗せするの?」 「郵送の場合はどうするの?」など初盆のお供え物に関する疑問について、具体例をまじえてお答えしていきます。

初盆のお供えの金額はいくら?

 

初盆のお供えの相場

初盆のお供えの相場は、お香典の場合もお供え物の場合も「3,000円~10,000円」が一般的です。
お香典を包む場合は、「3,000円」「5,000円」「10,000円」の中から決めると良いでしょう。

金額を決めるにあたってポイントとなるのは、次の5つです。

①故人との関係性

②自分の年齢

③法要の規模

④会食のあるなし

⑤家族も出席するかどうか

特に①の故人との関係性は重要です。以下に目安をまとめたのでご覧ください。

【故人との関係性と初盆のお供えの金額の目安】

 

 

故人が祖父母の場合:5,000円~10,000円。

 

故人が親・兄弟姉妹・子どもの場合:10,000~30,000円。

 

故人が友人・知人やご近所の方の場合:3,000円~5,000円。特に親しい間柄だったのなら、10,000円包む人もいます。

 

 

※地域や宗派によってもお供えの金額は異なるため、親戚や近しい立場の人に確認しておくとよいでしょう。

 

会食があると香典の金額が変わる!

初盆の法要後に会食(お斉)がある場合、食事代を香典に上乗せして包みます。

一人あたり3,000円~10,000円程の金額を香典に上乗せし、合計の額がキリのいい数字になるようにしましょう。

※1,2,3,5,7,10がつく金額が適切です。4,9は死や苦を連想させる数字なので避けましょう。

会食がある場合のお香典:10,000~20,000円程度

 

夫婦や家族で法要に出席する場合、香典の金額は?

夫婦や家族で法要に出席する場合は、相場よりも多く包んでおくようにしましょう。

 

(例)夫の祖父の初盆に30代の夫婦で法要、会食に出席する場合を例に金額を考えてみます。

香典10,000円~+会食10,000円(5,000円×2)=合計20,000円~

夫婦で出席+会食がある場合のお香典:20,000円~30,000円程度

 

初盆のお供えの香典、不祝儀袋の種類は?

・不祝儀袋の種類

水引は双銀・黒白、藍銀の結び切り(関西では黄銀・黄白の結び切り)を用いるのが一般的です。

 

・表書き

初盆の香典の表書きで、宗旨宗派に関係なく用いられるのは「御供物料」です。
その他、仏式では「御仏前」、神式では「御玉串料」「御神前」、キリスト教では「献花料」と書きます。

提灯(ちょうちん)代として包む場合は、「御提灯代」とします。

 

※キリスト教の場合は、お香典を包む習慣はありませんが、食事などのもてなしを受ける場合は「献花料」として現金を包む場合もあります。

 

初盆に提灯を贈る場合

初盆の時期に、親族が白提灯を贈るならわしの地域もあります。

白提灯は、故人の霊がお盆に迷わず家に帰ってこれるように目印として飾るものです。
最近では住宅事情を考慮し、不祝儀袋に「御提灯代」として現金を包み、遺族に渡すことが増えてきました。

お香典を「御提灯代」として上乗せして包むか、お香典とは別に「御提灯代」を用意するか、そのどちらでも構いません。

 

初盆のお供え・3つのパターン

初盆のお供えには次の3つのパターンがあります。
どれを選んでも構いませんが、喪家の事情も考慮して決めるようにしたいですね。

①香典のみ

 

②お供え物のみ

 

③香典+お供え物

①香典のみ

一番スタンダードなのが香典を包むというパターンです。
お供えを受け取る側の立場のことを考えると「品物よりも現金の方がありがたい!」という方も多いのではないでしょうか?

特に規模の大きい法要が催される場合は「香典のみ」が間違いないでしょう。(あなたが親族以外の立場の場合)
一時期にたくさんのお供え物をいただくと、品物の保管場所、賞味期限、好みなどで喪家が困るというケースが想定されるからです。

ちょっと本筋からずれてしまいますが・・・

私は出産祝いで品物や現金をいただきましたが、現金は本当にありがたかったです。
品物もうれしいですが、お返し(内祝い)の費用が持ち出しになってしまうのでかさんでくるとちょっと大変でした。

初盆の準備にも何かと費用が発生するので、少しでも足しにしてもらえるといいですよね。

 

②お供え物のみ

品物のみのお供えももちろんOKです。

例えば、お供えの予算が3000円という金額の場合。香典の代わりに3000円相当の焼き菓子をお供えする人もいます。
その理由は・・・「現金で包むなら5000円以上にしたいから。」

ですが、一般的には3000円の香典でも問題ありません。
香典がいいか品物がいいか、というのは「お供えする側のポリシー」次第なのかもしれませんね。

私の祖父が亡くなったときには、ご近所さんがそれぞれ2、3,000円の品物をお供えしてくれました。
大きな法要をしないご家庭で、先方に気を使わせない程度のお供えがしたい場合にもこのチョイスがおすすめです。

 

③香典+お供え物

お香典にプラスして故人が好きだった物をお供えしたい、喪家への手土産も兼ねたいという場合はこのパターンがいいでしょう。

お香典の金額を1万円~2万円の間で迷っているときは「1万円のお香典+5,000円程度のお供え物」にするという方法もあります。

また、故人が近い親族である場合、喪家に相談してみましょう。
初盆では特に仏壇の周りを華やかにして手厚く供養するので、果物のかご盛りやお花などのお供えがあると嬉しいかもしれませんね。

実例

私の祖父の初盆で、60代の父は『1万円の香典+5000円のお供え物』をしたそうです。
状況としては、次のようなものでした。

・遺族は叔父家族と祖母。
・地域は関西。宗派は真言宗。
・一周忌の法要がその2週間前だったので、初盆に法要・会食はしていない。
(一周忌の際『5万円の香典+3万円の菓子など+6000円のお花』をした。菓子類は法要に来てくれた人に配る。)

母曰く、田舎で地域色が強いとのことなので・・・あまり参考にはならないかもしれませんが、親族で相談して決めたそうです。
やはり、近しい人に相談しておくと安心ですね。

 

初盆のお供え物・選び方のポイント

お供え物の金額も3,000円~10,000円程度が一般的な相場です。
香典の代わりに、もしくは香典とは別にお供え物を持参します。

品物は、故人が好きだった物や「五供(お盆のお供え物)」を基本として選びます。
贈答用のお線香、ろうそく、お花、旬の果物、お菓子、乾麺や昆布、お茶、缶ジュースなどの食品や飲料が適しています。

ちょっと変わったところでは「お米や食用油がうれしい」という喪家の意見もありました。
美味しいお米の銘柄でお供えすると喜ばれそうですね。

 

初盆のお供えに最適なお菓子は?

お供え物のお菓子選びのポイント

 

・常温保存できるもの

・日持ちするもの

・個包装で1つ1つにある程度ボリュームがあるもの

お供えにはクッキーやおせんべいをはじめ、季節感のある水饅頭やゼリーなどの水菓子が適しています。

また地域によっては、法要の後に参列者や親族でお供え物を分ける風習があるので、個包装になっていて1つ1つにある程度ボリュームのあるものがいいでしょう。

ちなみに祖父の初盆のお供えで好評だったのは、「野菜かりんとう」と「薄焼きせんべい」でした。

「野菜かりんとう」

【好評だった理由】老舗の銘菓でとても美味しかった。他とかぶらない。個包装で分けやすく、パッケージがおしゃれだった。

細いタイプのかりんとうだったので食べやすく、甘さも控えめでした。

 

 

「薄焼きせんべい」

【好評だった理由】甘い物を控えている人や年配の人も食べられる。おせんべいに金魚の模様が描かれていて季節感があった。個包装で分けやすく、パッケージがおしゃれだった。

お供え物は甘いものが多いですが、塩気のあるお菓子も喜ばれます。

初盆のお供えに最適なお花や果物は?

お花や果物は喪家があらかじめ用意している場合や、住宅事情により辞退される場合もあるので、お供えしたい時ははあらかじめ先方の意向を確認しておきましょう。

お花や果物のお供えする場合は、価格の菓子類の相場よりもやや高めにして、華やかで見栄えのする商品を選びます。

・お花
白を基調とした淡い色合いのお花が一般的です。
香りのきついもの、トゲがあるもの、色合いが派手なお花はさけましょう。

花束タイプのメリットは、仏壇とお墓に分けて飾れること。鉢植えタイプのアレンジメントフラワーのメリットは、仏壇にすぐに飾れることです。

 

・果物
お供えには丸い果物が良いとされています。特に決まりはありませんので、スイカ、メロン、りんご、桃など故人が好きだった果物を選びましょう。

避けたほうがいいお供え物

お線香やろうそくは、香りが好みと合わなかったり、たくさん余ってしまって困るというケースも多いようです。
また、お線香は神式やキリスト教式の場合は使用しませんので避けましょう。

素麺は他の方と重なりやすく、頻繁に食べないご家庭もあるので避けた方が無難です。
お酒も「故人が好きだったから」とお供えしたいところですが、喪家のご家族がたしなまないようであれば、他の物にすることをおすすめします。

過去にお酒好きの故人のために、たくさんの人からお酒のお供えがあったけれど、家族が飲めないので配り歩いたというお家がありました。

お供え物ののし紙と表書き

のし紙とは、「のし」「水引」「表書き」を印刷(手書き)したかけ紙のことで、贈答品を包む際に使われます。
弔事のお供えの品物には「のし」の印刷がない「弔事用のし紙」を使います。

水引は双銀・黒白・藍銀(関西では黄銀・黄白)の結び切りを用い、「外のし」にするのが一般的です。
表書きは「御供物(おくもつ)」 「御供」とします。

 

お供えを郵送する場合

 

お供え物は、一般的には法要日やお盆の期間に持参しますが、伺えない場合は郵送します。
8月10日あたりにお香典やお供え物が届くように手配しましょう。

その際は必ず、伺えない理由や故人を偲ぶ気持ちを書いた手紙を添えるようにしましょう。

まとめ

一口に初盆のお供えと言っても、現金からお菓子からお花まで色々あるので「何をどれくらいの金額で?」と悩んでしまいますよね。

近しい立場の人と相談しながら、喪家側の事情も考慮して決めるようにしましょう。
故人への敬意と喪家の方へのねぎらいの気持ちを込めてお供えしたいですね。

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