家族で振り込め詐欺!経緯と背景は?娘を犯罪に誘ったのは父

家族ぐるみで振り込め詐欺に加担するという前代未聞の事件が起きました。
家族仲のいい4人家族でしたが、父・母・娘の3人が事件に関与。

家族で犯罪に手を染めてしまう経緯はどのようなものだったのでしょうか。

 

家族ぐるみで詐欺に関与!

はじめに詐欺に手を染めたのは夫である、宮腰和夫容疑者(52)
証券会社を装って振り込め詐欺をしていた詐欺グループに加わります。

そして、まずは娘を誘い、その後妻も誘って詐欺の仕事をいっしょになるようになりました。
この家族は4人家族で、娘のほかに同居していた息子もいますが、息子は他の家族の犯罪にまったく気づかず、関与していないそうです。

妻ではなく、娘を先に犯罪に誘ったんですね・・・。

 

【父】宮腰和夫(52)無職 『出し子』
【母】宮腰春美(52) 自称派遣社員 『運び屋』
【娘】宮腰友梨亜(22)看護助手 『運び屋』
【息子】(24)フリーター 事件とは無関係

 

家族ぐるみの犯行!その経緯は?

福井市在住の80歳の女性が、証券会社を装う詐欺グループに「証券購入で問題が起きた。解決するには現金が必要。」と言われ、現金1050万円を騙し取られました。
この現金はまず、荒川区のアパートに送られます。

警察の捜査をかく乱させるため、ここから数人の運び屋が現金を移動させます。
まずは1人目の運び屋がアパートから駅のコインロッカーへ移動。
そして2人目の運び屋は他の駅のコインロッカーへ移動。
そして3人目の運び屋も他の駅のコインロッカーへ移動。

と、現金をリレー形式で次々に移動していくのです。
そして、宮腰一家の妻の春美容疑者と、娘の友梨亜容疑者がこの運び屋の役割を行いました。

 

夫の和夫容疑者は、詐欺グループの口座から現金を引き出す『出し子』という役割をしていました。
他にも余罪があるのではないか、という見方もされています。

 

 

逮捕後、家族で食い違う主張

夫の和夫容疑者は、詐欺に関して「関与していない。ただ、他人名義のキャッシュカードを使って現金を引き出す仕事をしていた。」と述べています。

他人のキャッシュカードで現金を引き出す仕事は、普通の仕事ではないですよね・・・。
苦しい言い訳のように感じられます。

 

それに対して、妻の春美容疑者は「詐欺グループへの関与は間違いないが、思い当たることが多すぎてわからない。」と述べています。

春美容疑者は、1件あたり18万円の報酬を受け取っていました。

 

 

家族で詐欺の背景は?宮腰和夫容疑者の父親が語る

和夫容疑者の父親(79)が「うそだ・・・夢みたい。残念です。」とコメントしていました。

父親によると、和夫容疑者は数年前まで警備会社に勤めていたとのこと。
しかしとにかくパチンコが好きで、借金がふくらみ、生活に困っていました。

 

「東京の方に行けば、いくらでも仕事がある。返済できる。」といって東京へ出てきたわけですが、思うように仕事が続かず、そこでも生活苦が続きます。
父親にお金の無心をすることもあり、父親もそれに応じて仕送りをしていたそうです。

そして、ちょうど1年ほど前に「父ちゃん、今度はちゃんとした会社だよ。心配しなくていいから。」という話が和夫容疑者からありました。
それを聞いた父親は心底安心したことでしょう。

 

ところがこの頃から、和夫容疑者は詐欺グループの現金引き出し役をしていました。
彼の言う「ちゃんとした会社」はこの詐欺グループのことだったんですね。

 

 

同居していた長男は知らなかった!

家族の中で唯一詐欺に関与していなかったのが長男

1Kのアパートで家族で同居していましたが、「両親の仕事に興味がなく、詳しく知らなかった。普通の仕事をしていると思っていた。」とコメントしていました。
最近警察が来て、「家族が特殊詐欺をしている」という事実を始めて知ったのだそうです。

長男いわく、家族の仲はよかったとのこと。
父→「正しいことは正しい、間違っていることは間違っていると言う”ちゃんとした親だった”。」
母→「アイドル好きでかわいげのある人だった。」

と語っていました。

家族に対して「罪を償って早く帰ってきてほしい。」と切実な胸のうちを明かしていました。

 

 

まとめ

家族ぐるみで振り込め詐欺に加担したとされる、前代未聞の事件。
事件の中心人物であるのは父親でしたが、「自分の大切な人を、犯罪に誘う」というのはどのような心境だったのでしょうか。

仲のいい親子だったという、長男のコメントがありましたが、その関係性にいびつさを感じずにはいられません。

 

今回の犯罪の背景には父親のギャンブル依存がありましたが、これは犯罪に手を染める人の典型的なパターンなのだそうです。

ギャンブルが人生を狂わす、そのことを痛感させられる事件でもありました。