訃報メールへの返信方法とお悔やみの文例3つ・注意点3つ

訃報(ふほう)とは、誰かが亡くなったという知らせのことです。

電話や電報で訃報が届くこともありますし、手紙で連絡が来ることもあるでしょう。近頃ではメールでの連絡も増えてきています。

訃報の知らせをメールで受け取ったとき、「メールで返信していいのか」「どういう文章にすればいいのか」「注意する点はあるのか」気になりますよね。

悩んでしまって進まないことが多い内容ですので、いくつか文例をご紹介していきます。

訃報にメール返信するときの文例

本来はメールでお悔やみのメッセージを送るのは好ましくありませんが、相手からメールで知らせが来た場合はまずメールで返信するようにしましょう。

故人を亡くしたお悔やみの気持ちをきちんと伝え、葬儀(通夜・告別式)の予定を確認しましょう。

どうしても通夜や告別式に参列できない場合は、お悔やみの手紙を添えて香典を郵送する方法もあります。

参考記事: 香典の郵送時に添える手紙。7つの文例&5つのNGマナー

1. 父を亡くした親しい友人へ

件名: 「(自分の名前)よりお悔やみ申し上げます」

本文:
メールありがとうございます。
お父様のこと、あまりにも突然のことで大変驚いております。
 
本来なら直接お悔みに伺いたいところですが、遠方のため駆けつけられず申し訳ありません。
突然のことで何も考えられないことと思いますが、あまり気を落とされませんように。
 
私にできることがありましたら、いつでもご連絡ください。

2. 母を亡くした同僚へ

件名: 「(自分の名前)よりお悔やみ申し上げます」

本文:
ご母堂様のご逝去に際し、心よりお悔やみ申し上げます。
遠方のため伺えず、略儀ながらメールでのお悔みとなり申し訳ありません。
 
私たちでお手伝いできることがございましたら、いつでもご連絡ください。
仕事のフォローはお任せいただき、無理なさらないでください。

3. 会社の同僚が亡くなった場合(ご遺族へ)

件名: 「(社名・自分の名前)よりお悔やみ申し上げます」

本文:
○○様のご逝去に際し、心よりお悔やみ申し上げます。
略儀ながらメールでのお悔みとなりましたこと申し訳ありません。
 
○○様は非常に優秀で優しい方でした。とても残念です。
ご遺族の皆様、どうかご無理をなさいませんように。
 
何かお手伝いできることがございましたら、いつでもご連絡くださいませ。

故人の敬称

故人を手紙やメール文章中で示す場合の敬称については次の通りです。

故人が相手の○○にあたる場合の呼び方は次のようになります。

父: ご尊父様(ごそんぷ)、お父上様
母: ご母堂様(ごぼどう)、お母上様
夫: ご夫君様(ごふくん)、ご主人様
妻: ご令室様(ごれいしつ)、奥方様
息子: ご令息様(ごれいそく)、ご子息様(ごしそく)
娘: ご令嬢様(ごれいじょう)、ご息女様(ごそくじょ)

お悔やみのご挨拶中や弔電の文言中において故人との続柄を表現する場合は、いずれも次のように呼称します。

たとえばご令嬢様は「ご」と「様」の二重敬語になっていますが、従来より書き言葉では使われ続けてきている表現になりますので、こういった場面での使用は特に問題ありません。

逆に厳密に言葉を使おうとして「ご」か「様」のどちらかを省略してしまうと、人によっては聞き慣れず、かえって疑問を持たれ失礼にあたってしまうおそれがあります。

なお、「ご令嬢花子様」のような書き方もありますので使い分けてみてください。



訃報メールに返信するときに気をつけるポイント

訃報メールへの返信時の注意点
  1. 件名は概要・送信者がわかるよう簡潔に。
  2. 故人の死因について聞かない。
  3. 重ね言葉や繰り返し言葉を避ける。

件名は概要がわかる簡潔なものを

メールの件名は、用件がわかるように表記するようにしましょう。

近頃は迷惑メール・ウィルスメールが増えていますので、「Re:」だけなどの安易な件名は避ける方がいいでしょう

安易な件名だと迷惑メール対策ソフトが「迷惑メール」だと判定して、相手に届かないおそれがあるからです

また、相手がわからないメールは開かないというユーザーが多いことを踏まえて、メール送り主が特定できる件名を表記しましょう。

○お悔やみメールのわかりやすい件名の例

○ 鈴木二郎よりお悔やみ申し上げます
○ お悔やみを申し上げます(山田花子より)

→ 氏名や愛称など、メールの送り主がわかる具体的な情報を入れるとよいでしょう

 

×お悔やみメールのよくない件名の例
× 大丈夫?
× Re:
× (件名空白)

→ 迷惑メールと疑われるような表現は避けましょう。

メール本文の注意点

メールは文字の羅列になってしまい、手紙と違ってそこに込められた感情が伝わりにくいという特徴があります。

そのため、失礼にならないように、普段より丁寧めの言葉づかいを意識して書くようにしましょう

また、だらだらと長く書きすぎると読みにくくなりますので、要点を絞ってシンプルに書くとよいでしょう。

お悔やみメールで使ってはいけない「忌み言葉」

お悔やみに関する忌み言葉(いみことば; 避けるべき言葉)には、次のようなものがあります。

これらは「不幸がまた起きる」ことを連想させてしまいます。ついつい使ってしまうような言葉ですので、意識して使わないように十分注意しましょう。

・かえすがえす
・重ねがさね
・いま一度
・たびたび
・追って
・再三
・また

 

機種に依存する文字は使わない

機種依存文字とは、特定の携帯電話/スマホ(スマートフォン)やパソコンでしか表示できない文字のことです。

代表的なものには、○で囲んだ数字やIVなどのローマ数字、単位記号などがあります。

絵文字は特に注意が必要で、携帯電話・スマホからパソコンに送ったときは、パソコン側で絵文字に対応するものがなく「文字化け」して何が書いてあったのかわからなくなることがあります。

たとえばスマホでは笑顔の絵文字を送っても、パソコン側では「・」という表示に変換されることがあります。

パソコン側は絵文字にほとんど対応していませんので、絵文字は極力使わない方が無難と言えるでしょう

携帯電話/スマホ同士でも注意

また、携帯電話/スマホ同士でも、機種(iPhone/アイフォン、Android)や契約している電話会社(NTTドコモ、au、ソフトバンク)によって、表示される絵文字に微妙な違いが出ることがあります。

たとえば笑顔のマークの顔つきが少し異なる、まったく表示されない絵文字がある…などです。

訃報やお悔やみのメール返信のまとめ

一般的に、訃報やお悔やみの知らせにメールで返信するのはマナー上あまりよくないと考えられています。

唯一メールで返信ができるのは、相手から訃報を知らせる連絡がメールで届いたときに限定されると言っていいでしょう。

メールでは細かいニュアンスを伝えるのが困難ですから、極力シンプルに、そして相手に不快な思いをさせないように十分配慮した上で送ってみてくださいね。