エアコンのガス補充は自分でできる?業者依頼が安心?比較

エアコンをつけたのに、「なかなか冷えない!暖まらない!」と困っていませんか?

エアコンがきかない原因は、冷媒ガスの「ガス漏れ」かもしれません。その場合、ガスが漏れている箇所を特定、修理した上で、ガスを新たに補充する必要があります。

業者にエアコンのガス補充を頼むといくらぐらいかかるのか、そもそも自分で補充することができるのか、気になりますよね。

今回は「ガス漏れが原因か簡単にチェックする方法」「ガス補充を自分でする際の難しいポイント」「業者に頼むと掛かる金額」について詳しくご説明します。

エアコンが効かない原因はガス漏れ?簡単チェック方法

そもそもエアコンのガスってなに?

エアコンにガスが使用されているなんてピンと来ないと思いますが、「冷媒(れいばい)ガス」というものが使われています。

冷房・暖房どちらにも必要なもので、このガスが抜け漏れて規定量より減っていたり、まったくなかったりすると、エアコンから冷たい風・暖かい風が出なくなってしまうのです。

ガス漏れの簡単チェック法

冷媒ガスが漏れているかどうか、簡単に確認する方法をご紹介しますので、一度試してみましょう。

 

エアコンのガスの状態を確認する方法
  1. エアコンを15分程度冷房運転させる。
  2. 室外機から外に出ている細いパイプに霜がついていないか確認する。

室外機の下側にパイプが接続されているのがわかります。

カバー内側の写真がこちら。このパイプ(ビニールに覆われていない部分)に霜がついていて白くなっているとガス漏れの可能性があります。水滴がついている場合は正常です。

 

エアコンのガスって自然に減るもの?

本来ガスは自然には減りません。多くの場合、配管の接続ミス・加工ミスなどでどこかから漏れているのです。

 

冷媒ガスが抜ける原因
  1. エアコン取り付け工事の問題(配管の接続ミス・加工ミスなど)
  2. エアコン自体の問題(故障等)

 

①エアコン取り付け工事の問題

工事のミスなら販売店へ問い合わせることになります。ガス漏れ簡単チェック方法で室外機から出ているパイプに霜がついていた場合は、工事ミスの可能性が高いです。

ただし、自分で取り付けた場合は保証の対象外ですし、5年以上経っている場合はメーカーの有償修理扱いになります。

②エアコン自体の問題

エアコン本体の冷媒回路に問題がある場合は、5年間のメーカー保証の対象になります。

 

 

ガス補充は自分でできる?基本は業者に依頼を!

エアコンのガスが漏れている場合は、ガスの補充をする必要があります。でも、業者に依頼するとお金がかかるし、できることなら自分でしたいですよね。

ですが、結論から言うと…「ガスの補充は業者に頼むべし」です。

なぜかというと、エアコンのガスの補充って、セルフスタンドで車にガソリンを入れるような、素人がさっとできるものではないからです。

 

業者に依頼したほうがいい理由
  1. ガス補充の一連の作業を自分で行うのがむずかしい(ガス回収、真空状態キープ、規定量の補充)
  2. 自分で道具やガスを揃える必要があり、業者に頼むより費用が掛かる
  3. ガス漏れしている部分を特定して修理しない限り、ガスを補充してもまた抜けてしまう(素人では特定がむずかしい)

①ガス補充のむずかしいポイント

 

ガス補充のむずかしいポイント
  1. 冷媒管内とコンプレッサーを真空状態にするのがむずかしい(専用機器とコツが必要)。
  2. 冷媒回路内に空気が混入してしまうと、機器の故障につながる。
  3. 冷媒ガスの取り扱いがむずかしい。直接触れると凍傷のおそれがある。

せっかく手間暇かけて自分で行っても、壊してしまったら元も子もないですよね。

ですので、しっかりとした技術を持っていて、たくさんの経験を積んでいる業者に依頼することをお勧めします

②ガス補充に必要な物

ガス補充を自分で行う場合、次に挙げるような専門の道具が必要です。

・マニホールド

・真空ポンプ

・チャージングホース

・冷媒ガス(R410A, R32, R22など。室外機ラベルに記載。)

これらを買い揃えると最低でも45,000円程度の費用が掛かります。

何台もエアコンを保有しているのなら話は別ですが、この準備費用だけでもかなり高いですよね。

 

③ガスを補充するだけでは終わらない

ガスを補充できたとしても、ガスが漏れた原因(配管に隙間があるなど)を解消しないことには、いずれまた「ガス不足」になってしまいます。

ガスが目に目に見えないこと、ガス漏れ対処の経験値がない(少ない)ことから、どこから漏れているのか素人ではなかなか特定できません。

「ガスの補充」と「ガス漏れ箇所の処置」はセットで行う必要がありますので、経験を積んでいる業者に依頼するほうがいいでしょう。

 

【事例】エアコンが効かない原因はガス漏れだけじゃなかった!

 

取り付け後、約5年経過したエアコン。

季節が変わり、久し振りに動かして暖房を入れたところ、全然暖かくならない!夏はちゃんと冷房が効いたのに…。

エアコン取り付け業者に修理を依頼し、冷媒ガスを補充しても改善しませんでした。さらに、エアコン本体の電気回路の基盤を交換しても改善せず。

最終的にはコンプレッサー(空気の圧縮機)の故障が見つかり、新しいものに交換することで復活したという事例がありました。業者に依頼していなければ、原因がわからないままだったでしょう。

エアコンのガス補充にかかる料金

 

エアコンのガス補充の料金は、約15,000円~25,000円くらいです。補充するガスの量や種類、作業内容によっても変わってきます。

ガス漏れ以外の問題が見つかったときはその分高くなることがありますし、みんながエアコンを使い始める時期(特に初夏)には、予約がなかなか取れなかったり、季節料金が加算されることもあります。

先ほどは自分でガス補充する場合の準備費用についてご説明しました。最低でも45,000円はかかりますので、費用面から言っても業者に依頼する方が安上がりです。

ただ、後になって思っていたより高かった!とならないように、きっちり見積りを取ってから業者を選ぶとよいでしょう

依頼できる業者や料金については、エアコン110番エアコン修理業者を料金と口コミで比較!(くらしのマーケット)というページに詳しく記載されています。

エアコンの寿命は?修理か買い替えに迷ったとき

エアコンを買ってから数年が経過し、ガス漏れの処置として修理が必要になったとき、高額費用の見積りが出てくることがあります。

こうなったら修理をするか、いっそ買い替えるか迷ってしまうことがありますよね。

エアコン修理 or 買い替えの判断基準

 

エアコンの製造年より「10年経過しているかどうか」を確かめる。

10年経過していれば買い替えを検討しましょう。

 

 

エアコンの製造年は、本体下部等に貼ってあるラベルに記載されています。

なぜ10年なのでしょうか。それは、メーカーが定める部品の最低保有期間と関係しています。

部品の「最低保有期間」がポイント

エアコンのメーカーは、修理に必要な部品の最低保有期間を定めています。

多くのメーカーがこの期間をモデル発売後(=製造年)10年としており、その期間が終了すると、修理用の部品が手に入らなくなります。

部品が手に入らないと、修理して使いたくても使うことができません。

 

ですので、修理か買い替えか迷ったときは、その最低保有期間内かどうかをまず確認するといいでしょう。

10年経過していたら、部品が手に入らないおそれがあるため買い替えという形が安心です。

 

まとめ

 

エアコンのガス補充を業者に頼むと、場合によっては高額の料金になることがあります。

安くするために自分でガスを補充しよう!という気持ちにもなりますが、道具をこれから揃える場合は、準備費用として最低でも45,000円程度かかります。

そして、素人が間違った方法でガス補充をしてエアコン自体を壊してしまった場合、エアコンの買い替えでさらに高額の費用が発生します

 

わからないことは無理に自分でしようとせず、専門業者に相談して確実に問題を解決しましょう。その方が安上がりで、しかも安心できます。

快適に生活を送るためにもぜひ検討してみてくださいね。