エアコンのガス補充を自分でする方法!業者依頼との料金比較

「エアコンが冷えない!暖まらない!」その原因は、エアコンの冷媒ガスが漏れているからかもしれません。

この場合の対策は、ガスを補充するだけでは不十分。漏れている箇所を特定して、修繕しないかぎりは同じことの繰り返しです。

こうなってくると「エアコンのガス漏れ対策って、自分でできるの?」「やっぱり業者に頼むべき?」「もう古いし、買い換えたほうがお得?」

と色々疑問がわいてきますよね・・・。

 

今回は「ガス漏れが原因か簡単にチェックする方法」「自分でガスを補充する方法」「業者に頼むと掛かる金額」について詳しくご説明します。

まずは、本当にガス漏れしているのかどうかをよくよく確認するところから始めましょう!

 

 

不調の原因はガス漏れ?簡単チェック方法

そもそもエアコンのガスってなに?

エアコンにガスが使用されているなんてピンと来ないと思いますが、「冷媒(れいばい)ガス」というものが使われています。

冷房・暖房どちらにも必要なもので、このガスが抜け漏れて規定量より減っていたり、まったくなかったりすると、エアコンから冷たい風・暖かい風が出なくなってしまうのです。

 

ガス漏れの簡単チェック法

冷媒ガスが漏れているかどうか確認するために、次の方法を試してみましょう!

エアコンのガスの状態を確認する方法
  1. エアコンを15分程度冷房運転させる。
  2. 室外機から外に出ている細いパイプに霜がついていないか確認する。
POINT
ガス漏れを確認したいときは、室外機をチェックすべし!

 

 

室外機の下側にパイプが接続されているのがわかります。

カバー内側の写真がこちら。このパイプ(ビニールに覆われていない部分)に霜がついていて白くなっているとガス漏れの可能性があります。水滴がついている場合は正常です。

 

エアコンのガス補充を自分でする方法

次に、エアコンのガスを自分で補充する方法をお伝えします。
主な手順は次のようなものです。

①エアコン内部を真空状態ににする。

②計測を行いながらガスの補充をする。

①エアコン内部を真空状態ににする。

まずはじめに、エアコン内を冷媒ガスで満たすために、真空ポンプを使って空気を完全に抜ききります。このとき少しでも空気が残ってしまうと、エアコンは正常に作動しないので入念に。

②計測を行いながらガスの補充をする。

冷媒ガスボンベを冷媒充填用の秤にのせます。計測しながら、必要な量のガスを補充していきます。

 

詳しい手順は、こちらの動画でていねいに説明されています。↓

 

 

エアコンのガス補充は危険!?4つの理由を解説

ここまで、自分でエアコンのガス補充をする方法をご紹介してきました。

・・・が、読んでいて「ちょっと難しそうだなぁ」と思いませんでしたか?実は、一般の人がエアコンのガス補充をDIYでやるのはおすすめできません。

結論から言うと、「エアコンのガス補充は業者に頼むべし」です。

その理由は主に4つ!順番にご説明しますね。

 

業者に依頼したほうがいい4つの理由
  1. ガス補充の作業そのものがむずかしい。(ガス回収、真空状態キープ、規定量の補充など。)
  2. 業者に頼むより費用がかかる。(自分で道具やガスを揃える必要がある。)
  3. ガス漏れ箇所の特定がむずかしい。(修理せずに補充すると、ガスがまた抜けてしまう。)
  4. 失敗するとエアコンの故障爆発火災を引き起こす可能性がある。

 

①ガス補充の作業そのものが難しい

・エアコン内部を完全な真空状態にするためには、専用機器と技量が必要。

 

・ガスの適正量の見極めが困難。

 

・ガスの取り扱いには細心の注意を払う必要がある。

エアコン内部に空気や水分が残ったまま、冷媒ガスを補充するとエアコンは正常に作動しません。

完全な真空状態にした上で、適正な量のガスを補充する必要がありますが、その見極めには正確な知識と技量が求められます

 

②業者に頼むより費用がかかる

ガス補充を自分で行う場合、次のような専門の道具が必要です。

・マニホールド

・真空ポンプ

・チャージングホース

・冷媒ガス(R410A, R32, R22など。室外機ラベルに記載。)

これらをすべて買い揃えると最低でも45,000円程度の費用が掛かります。

意外かもしれませんが、業者に頼むほうが安上がりなんです。

 

③ガス漏れ箇所の特定がむずかしい

ガスを補充できたとしても、ガスが漏れた原因(配管に隙間があるなど)を解消しないことには、いずれまた「ガス不足」になってしまいます。

ガス漏れ箇所を特定する必要があるのですが、困ったことにガスは目にみえないんですよね・・・。どこから漏れているかなんて、素人には見当もつきません。

水漏れならわかるのに・・・!
特定できない場合は、プロに任せることをおすすめします。

 

 

④エアコンの故障、爆発や火災を引き起こす可能性がある。

なんといっても怖いのがこれです。

ガスを取り扱う機会なんて、普段なかなかありませんよね。つまり、一般の人はガスに対して不慣れで知識がありません

ガスにも種類がいくつかあり、燃えやすいガスや複数のガスが混ざった状態で使用されていることもあります。

また、冷媒ガスに直接手で触れてしまうと、凍傷を引き起こします。

そして、ガスの補充が不十分だと、エアコンの故障、さらには火災や爆発などの事故につながる危険性があるため、取り扱いには細心の注意を払う必要があります。

 

「ガスの補充」と「ガス漏れ箇所の処置」はセットで行う必要があるので、やはり十分な知識と技量のある業者に依頼するべきでしょう。

エアコンのガス補充にかかる料金

 

エアコンのガス補充の料金は、約15,000円~25,000円くらいです。補充するガスの量や種類、作業内容によっても変わります。

ガス漏れ以外の問題が見つかったときはその分高くなることがありますし、みんながエアコンを使い始める時期(特に初夏)には、予約がなかなか取れなかったり、季節料金が加算されることもあります。

 

後になって「思っていたより高かった!」とならないように、事前に見積りを取ってから業者を選ぶとよいでしょう

依頼できる業者や料金については、エアコン110番エアコン修理業者を料金と口コミで比較!(くらしのマーケット)というページに詳しく記載されています。

 



ガス補充と買い替え、どっちがお得?

エアコンを買ってから数年が経過し、ガス漏れの処置として修理が必要になったとき、高額費用の見積りが出てくることがあります。

こうなったら修理をするか、いっそ買い替えるか迷ってしまうことがありますよね。

エアコンのガス補充 or 買い替えの判断基準

 

エアコンの製造年より「10年経過しているかどうか」を確かめる。

10年経過していれば買い替えを検討しましょう。

 

 

エアコンの製造年は、本体下部等に貼ってあるラベルに記載されています。

なぜ10年なのでしょうか。それは、メーカーが定める部品の最低保有期間と関係しています。

 

部品の「最低保有期間」がポイント

エアコンのメーカーは、修理に必要な部品の最低保有期間を定めています。

多くのメーカーがこの期間をモデル発売後(=製造年)10年としており、その期間が終了すると、修理用の部品が手に入らなくなります。

部品が手に入らないと、修理して使いたくても使うことができません。

 

ですから、修理か買い替えか迷ったときは、その最低保有期間内かどうかをまず確認するといいでしょう。

10年経過していたら、部品が手に入らないおそれがあるため買い替えという形が安心です。

 

また、エアコンは10年の使用を目安に設計されています。

それ以降の使用は、経年劣化による故障、発火などリスクも高まりますので、不調がなくても製造から10年経過している場合は買い替えを検討しましょう。

 

 

エアコンのガスは自然に減るの?

 

もうひとつ気になるのは、「どうしてエアコンのガスが減ってしまったのか?」ということですね。

長年使っていれば、自然と消耗していくもの???

では、ありません!

 

ガスは、エアコンの故障、配管の接続ミス・加工ミスなどが原因でどこからか漏れてしまい、減っているのです。

つまり、ガスが減っているということは、エアコンに異常事態が発生しているということ。

 

冷媒ガスが抜ける原因
  1. エアコン取り付け工事の問題(配管の接続ミス・加工ミスなど)
  2. エアコン自体の問題(故障等)

①エアコン取り付け工事の問題

エアコンを取り付けるときに、配管作業にしっかりされていないとそこからガスが漏れてしまいます。(ねじの締め方が甘かったなど。)

この場合は、配管の接続をやり直す必要があります。販売店や取り付け業者に問い合わせましょう。

ただし、自分で取り付けた場合は保証の対象外です。購入後、5年以上経っている場合はメーカーの有償修理扱いになります。

 

②エアコン自体の問題

エアコンに故障箇所がある場合、そこからガスが漏れてしまうことがあります。

原因を特定して修理してから、ガスを補充しましょう。

エアコン本体の冷媒回路に問題がある場合は、5年間のメーカー保証の対象になります。

また、エアコンの平均寿命は約10年。それを過ぎている場合は、買い替えも検討しましょう。

 

 

実例!エアコンの不調はガス漏れじゃなく○○だった

 

昨年夏、私が実際に経験したエアコントラブルをご紹介します。

5年前に取り付けたオフィスのエアコン。

 

季節が変わり、久し振りに動かして暖房を入れたところ、全然暖かくならない!夏はちゃんと冷房が効いたのに…。

「もしかして、冷媒ガスが漏れてる??」

 

早速、エアコンの取り付け業者に連絡。

 

どうやらガス漏れはしていないようで、エアコン本体の電気回路の基盤を交換してもらいましたが、改善せず。

 

最終的にはコンプレッサー(空気の圧縮機)の故障が見つかり、新しいものに交換することで復活!しました。

 

もし「ガス漏れが原因だ!」と早合点して、自分でガス補充をしようとしていたら・・・事態は悪化の一途をたどっていたことでしょう。

 

エアコンに関する記事一覧はこちら↓
エアコンを快適に使う!掃除の方法、トラブル対処法まとめ

 

フィルターや室外機の汚れも不調の原因に!

 

「エアコンの効きが悪い、故障した!」と思っていたら、意外に多い原因がフィルターの目詰まり。

フィルターがホコリまみれになって、エアコンが悲鳴をあげているかもしれません。

この前、いつ掃除しましたか・・・?

 

フィルターの掃除は、エアコンの使用頻度にもよりますが2週間に1回を目安に行いましょう。

そして、室外機の掃除もお忘れなく。こちらは、冷房・暖房それぞれを使い始める前に(年に2回)手入れするようにしましょう。
特に室外機のそばに洗濯物を干しているケースは、しっかりお手入れしてくださいね。

 

写真つきで詳しい掃除方法を紹介しています。↓

エアコン掃除のやり方。簡単!写真つき完全マニュアル
エアコン室外機の掃除を簡単に!写真つき完全マニュアル

 

エアコンから独特の臭いがする、ライトで内部を照らすとほこりっぽいものがついている場合は、カビが繁殖している可能性が高いです。内部クリーニングを業者に依頼しましょう。

詳しくはこちら↓
エアコンの臭いがすっぱい原因はカビ!?6つの対策と予防法

夏に鼻がムズムズする、目がかゆいなどのアレルギー症状が出ている場合は特に要注意!です。

哺乳瓶を洗えるくらい安全性の高いエコ洗剤を使用、固定料金制で汚れ具合による追加料金がないので安心です。
不満がある場合は、再作業の依頼も可。↓

 

お掃除の事なら汚れと戦うプロ集団【おそうじ革命】

まとめ

 

エアコンのガス補充を業者に頼むと、場合によっては高額の料金になることがあります。

安くするために自分でガスを補充しよう!という気持ちにもなりますが、道具をこれから揃える場合は、準備費用として最低でも45,000円程度かかります。

そして、素人が間違った方法でガス補充をしてエアコン自体を壊してしまった場合、エアコンの買い替えでさらに高額の費用が発生します

 

わからないことは無理に自分でしようとせず、専門業者に相談して確実に問題を解決しましょう。その方が安上がりで、しかも安心できます。

快適に生活を送るためにもぜひ検討してみてくださいね。